湊かなえ
今朝(7月30日付)の朝日新聞に、8ページの読書特集があるが、そのなかに、湊かなえインタビュー&その著書3冊のカラー全面広告がある(20面)。
湊かなえという作家の顔(写真)を、はじめて見た。
いずれもベストセラーの「告白」「少女」「贖罪」は、私も読んだけれど、どれもすらすら読めて、しかも途中でやめられない面白さである。
「告白」と「贖罪」は、連作形式で、最初にある事件があって、その被害者の母親が投じた「言葉」が波紋となって、次の事件を生むという構図。「少女」は、ふたりの女子高生のストーリーが交互にえがかれながら、重なり合う。
ストーリーや仕掛けはもちろんだが、さて次回作ではどんな形式を用いるのだろうという興味も、読者に抱かせる。