歌舞伎座さよなら公演 四月大歌舞伎の子役


歌舞伎座さよなら公演 四月大歌舞伎(2〜26日)の子役は、


[昼の部]

「通し狂言 伽羅先代萩 (花水橋〜刃傷)」

竹の間、御殿

 足利鶴千代: 吉田聖・安齋龍聖 (交互出演)

 千松: 原口智照・秋山悠介 (交互出演)

対決、刃傷

 小姓: 小澤正憲・北薗亮介 (交互出演)


[夜の部]

「彦山権現誓助剱 毛谷村」

 弥三松: 坂本達哉・石井晏璃 (交互出演)


今月夜の部の「曽根崎心中」は、丁稚長蔵に子役は起用していない。


秋山悠介くんは、2001年4月25日生まれだから、この4月から2年生。
http://www.theatre.co.jp/talent/pickup/akiyamayuusuke.html
http://www.theatre.co.jp/baby/06.html


今月の「御殿」は、飯炊きがあるので、その間、千松と鶴千代の盤双六があるし、唄もある。雀もやって来る。

出て来たにぎにぎは、千松が4つで、鶴千代は3つ食べていた。千松が最初に食べたひとつはお毒味だったから、そのあとに、3つずつ食す、ということかな。

「御殿」の最後に、沖の井とともに小槙が証人として現れ、八汐の企みを暴くという件りがあるのがめずらしい。弾正一味のために毒薬を調合した夫・大場道益は口封じのため殺され、その恨みを晴らすべく、小槙は八汐に与したと見せて内情を探っており、栄御前に「取り替え子」だとの偽りを吹き込んだのも、小槙だった。このあとは、いつもの「御殿」と同じく、政岡が八汐を仕留めて千松の仇を討ち、「床下」になる。