シアターガイド 2008年10月号


9月2日発売の、「シアターガイド」2008年10月号


連載の「ブロードウェイ・レジェンド プロの神髄」(10)は、作曲家チャールズ・ストラウスの2回目で、大半が「アニー」の話だ。

ミュージカル「アニー」の代名詞的ナンバーである「トゥモロー」のエピソードが面白い。出だしのメロディは別の映画用に作ってお蔵入りしていたもので、「アニー」でも最初は転換時に演奏されるだけの曲だった。それを演出のマーティン・チャーニンが気に入って歌詞を付けたのだという。

作曲した「アニー」は大ヒットしたが、その後は失敗作がつづいた。80歳になるいまも、新作ミュージカルの作曲を手がけている。




ところで、「シアターガイド」は、9月はじめに出る、この2008年10月号で、通算200号だそうな。

1992年、日生劇場に「オペラ座の怪人」を見に行った、ある日。「シアターガイド」創刊前の0号(見本誌)を無料で配っていて、それを手にしたのが最初で、その後、1号も欠かさず買って持っている。はじめのうちは、値段が100円で、書店売りはまだしていなかったから、主要劇場の売店で買っていた。当時、演劇ファンの間では「100円の」とか「100円のヤツ」で通っていた。出かける劇場が偏るようになってからは定期購読にした。

だんだんと情報が増え、厚くなるのに比例して、値段も徐々に上がり、現在は400円。次号(2008年11月号)からは、420円になると予告されている。