吉行淳之介の世界 (銀座みゆき館劇場)


2月22日(金)は、「ファントム」の千秋楽を観劇後、銀座へ移動して、銀座みゆき館劇場の

第6回古川オフィス公演吉行淳之介の世界」へ行った。

過去ログのこの(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080131/p2)公演である。


銀座みゆき館劇場は、旭屋書店のはす向かいにあるので場所はよく知っていたが、入場したのははじめて。固定の座席である。キャパシティは90だそうだが、この日は、9割方埋まっていた感じ。

午後7時開演。休憩なしで、1時間30分。

樫山文枝(劇団民藝)さん、青木玲子(劇団東宝現代劇)さんのふたりが、ステージ上の椅子に座って、交互に、吉行淳之介の短篇と(自伝的な)エッセイを朗読する、という内容。簡単なライティングと、ちょっとした音楽が入るだけの、文字通りの朗読である。

もう少し、何かあってもよかったのでは?というのが、率直な感想。吉行淳之介の小説は、あまり朗読向きではないなぁ…。良さそうな作品から朗読劇として再構成するとか、それが無理なら、吉行淳之介やその周辺と絡めて、おふたりのトークをまじえるとかして欲しかったと思う。

青木玲子さんの声は、「放浪記」で聴くところの、村野やす子役の声と同じだね!!