劇団四季公式サイトに「キャスト・スタッフぺージについてのお知らせ」


9月26日付で、劇団四季公式サイトに
キャスト・スタッフぺージについてのお知らせ』という告知が掲出された。短いので、そのまま引いてみる。


9月26日より、当オフィシャルウェブサイト内の『ステージガイド』(作品紹介)「キャスト・スタッフ」ページにおいて、現時点での出演予定俳優を発表させていただきます。期間を定めてその俳優の出演を保証するものではございません。更新は随時行います。急遽変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

また前日の公演に出演した俳優につきましては翌日、当オフィシャルウェブサイト上で発表させていただきます。』


結局どうなったかといえば、9月2日まであった「キャストボックス」とほぼ同じ内容(出演する可能性の高いメインキャスト情報、ただし「ライオンキング」の子役については記載なし)がステージガイドのキャスト欄で復活した代わりに、従来の(公演プログラムと同じ内容と思われる)キャストの記載がなくなった。

(9月26日分より)公式サイト内で前日公演のキャストを公表する。これが、従来の確定キャストインフォメーションと同じ内容なのか、メインキャストのみなのか、は明日(=9/27)になってみなければ分からない。

とりあえずは、発表される前日公演の出演者情報がアンサンブル&子役も含めてのものになるかどうかがポイントだが([追記] 9/27の時点ではアンサンブル&子役の情報は、なし)、従来の演目ごとの「キャスト」欄がなくなったために、他にどんな俳優が所属、あるいは出演候補者なのかさえ分からなくなったから、今回の改変でキャストに関する情報はさらに減った印象だ。


あ〜あ、「ふたりのロッテ」のキャスト欄で「後藤華子」という名前を見るのが楽しみだったのになぁ…(笑)。


関連して公式サイトに載った『四季の話題』の浅利慶太氏インタビューは、なかなか面白い。

(浅利) 四季は、いいお客様と出逢いたいのです。チケットさえ売れれば良いとは考えておりません。

――「この俳優が好きでどうしても観たい」というお客様には?
(浅利) 劇団四季以外の舞台をお楽しみになったらいかがでしょうか。スター主義の興行を。俳優の個人的な魅力に依存している作品は、ジャニーズ事務所ホリプロの舞台など、たくさんあります。四季以外は殆どがそうです。我々の舞台をご覧になる時は、第一にその作品が持っている感動そのものを味わっていただけたらと思います。

インタビューは、要するに、特定の俳優や配役に執着せずに舞台を見て欲しいということなのだが、そのために上記のようにまでいい切るのは、観客の選別も辞さないという意思表示でもあるのだろう。それならもう、中途半端な出演情報や、事後情報も出さずに、当日、劇場(公演会場)に来たひとにだけ、プログラムを購入したひとにだけ分かるように徹底すればいいのに。


劇団四季は配役に係わらず同じレベルの舞台を見せますといい、観客側は配役によって得られる感動はちがうのだという。簡単にいうと、これがかみ合わない根本と思うが、こう書いてしまうと、なんだかあっけないなぁ…