日本ペンクラブ 電子文藝館
先般、日本ペンクラブ:電子文藝館で、
「役者幸四郎の俳遊俳談」と「高麗屋の女房 抄」を読んでいたのだが、「役者幸四郎の俳遊俳談」に「付(つけたり)」として併載されている「父幸四郎(先代)との対話」は、東宝時代に対談したもののようで、そういう意味で興味を持って読んだ。
また、この、日本ペンクラブ:電子文藝館では、小山内薫の戯曲「息子」も読むことが出来て、それを見ると、
登場人物は、
火の番の老爺 七十歳
金次郎 二十七歳 無頼漢
「手先」と呼ばるる捕吏 三十歳位
となっている。
あの火の番は、70歳の設定だったのか、と。
江戸時代の70歳なら、あの状況で、息子と気づかないとしても、おかしいことはないな。40を過ぎてからの子どもだったんだ。9年前に家を出て行ったというから、親爺はそのときもう60を過ぎていた訳で、その時点ですでに充分に高齢といえる歳だ。