「ミスミソウ」完成披露上映会


3月8日(木)は、新宿バルト9で行われた、

映画「ミスミソウ」完成披露上映会

へ行った。

スクリーンは、シアター9

18:30開始で、上映前に舞台あいさつ。登壇は、最下手に司会のひとがいて、下手からの並びで、大谷凜香清水尋也、山田杏奈、内藤瑛亮監督。途中で、主題歌の生演奏(タテタカコによる弾き語り)もあり。

山田杏奈ちゃんは、映画のポスタービジュアルを意識してなのか、赤のワンピースで登場。


R15+指定でもあり、覚悟はしていたけれど、暴力描写や殺傷シーンのすさまじさは、かなりのもの。いじめシーンも残酷だし、序盤から見ているのがしんどい。

妙子(大谷凜香)は春花(山田杏奈)が好きで、仲良しの春花が相場(清水尋也)と親しくすることが許せなかった。流美(大塚れな)は妙子を好きなのに相手にされずに鬱陶しがられていじめられ、それでもさらに妙子への執着を募らせて、どんどんエスカレートして行く。そんな、少女たちのゆりゆりな心理が明らかになると、ようやくこの映画がおもしろくなる。

閉塞した環境で暮らす中学生たちの鬱屈と苛立ち、一方的で身勝手な想い、好意の裏返しからの憎しみや悪意、コントロールの利かない感情の暴走。それらが生み出す暴力の連鎖と交錯は、凄絶で生々しい。

黒焦げに焼かれた妹・祥子が、瀕死のなか、突然起き上がるシーンも、玉寄世奈ちゃんて子が演ってるのだよね?

関係生徒は全員死んで終わるのかと思っていたら、ひとりが生き残ったのは、いささか意外。(直接的には殺害に関わっていない人物ということか)

終映は、少し押して、21:05ぐらい(予定では、20:59終了になっていた)。