市川海老蔵 古典への誘い


今日(9月12日土曜)は、

さよなら渋谷公会堂特別企画
市川海老蔵 古典への誘(いざな)い

を見て来た。

渋谷公会堂で2ステージあったうちの、午後1時開演の回。数分押して、はじまった。

上演時間は、2時間(途中に、20分の幕間が2回あった)。

公演プログラムは、1000円で販売。


一、ご挨拶
二、正札附根元草摺
三、碇知盛
四、新作舞踊 三升曲輪傘売(みますくるわのかさうり)


最初は、市川海老蔵丈による「ご挨拶」。紋付袴姿で、舞台上ではなく、舞台と1階客席最前列との間の通路に登場して、ハンドマイクでのご挨拶。舞台のほうでは、すでに、幕の向こうで「草摺引」の準備中。

「正札附根元草摺」の出演は、市川九團次(曽我五郎時致)、大谷廣松(小林妹舞鶴)。後見は、市川升一、中村京三郎。

「碇知盛」は、渡海屋、大物浦をもとにした舞踊劇で、藤間勘十郎の作、演出、振付。
市川海老蔵(舟人実は平知盛)、市川九團次(源義経)、片岡市蔵(武蔵坊弁慶)、市川新蔵(亀井六郎)、市川新十郎(片岡八郎)、秋山聡(安徳帝)。後見は、市川升一、市川升吉。

松岡亮 作の新作舞踊「三升曲輪傘売」の出演は、市川海老蔵(傘売り三すじの綱吉実は石川五右衛門)、片岡市蔵(男伊達闇夜の市太郎)、市川九團次(男伊達五尺の九郎兵衛)、大谷廣松(新造誰が袖)、秋山聡(禿ちどり)、市川升一(廓の若い者)、市川新次(廓の若い者)、市川新八(廓の若い者)、江花肇(廓の若い者)。後見は、市川新十郎、市川升吉。

「三升曲輪傘売」は、和妻のような傘出しの趣向が見どころ。「ご挨拶」で傘が出るとは予告されていたが、大きさもとりどりの傘が次から次へと出るので、これは見てのお楽しみである。


子役は、秋山聡くんで、気品ある安徳帝と、可憐な禿とが見られる。

「三升曲輪傘売」の幕切れ(とカーテンコール)には、市川福太郎くんと、鈴木巧夢くんも舞台に登場したが、これは東京での公演だったからなのかな?