エリザベート (帝劇)


7月8日(水)に、帝国劇場で、

ミュージカル「エリザベート

を観劇。

午後1時30分開演。

上演時間は、一幕 1時間20分、幕間25分、二幕 1時間20分。

この回のカーテンコールが終わったのは、午後4時45分だったので、じっさいは、掲出されていたタイムテーブルより、約10分長くかかった。


エリザベート 蘭乃はな
トート 井上芳雄
フランツ 佐藤隆紀
ルドルフ 京本大我
ゾフィー 香寿たつき
ルキーニ 尾上松也
少年ルドルフ 池田優斗


今回の「エリザベート」は、この1回限りの観劇。

少年ルドルフが池田優斗くんだったので、まずは当たりくじを引いたといったところ(今回の同役の3人のなかでは、見た目はこの子がいちばんかわいいよね。今年になって、ドラマでも何度か見る機会があったし)。
ドラマ出演のときに、ふつうにしゃべるセリフよりも、大きな声や呼びかけたりしたときに張りのある高い声が出ていたが、この舞台でも、うたうと高い声がよく出ていた。


交互出演の少年ルドルフは、50音順だと「池田優斗・大内天・松井月杜」という並びだが、そのまま学年順にもなっていて、4年生、5年生、6年生とのことである。

今回公演は、演出、美術(装置)、衣裳が新しくなって、でも訳詞や場割は以前からのものを踏襲しているようなので、新鮮でありながらも耳馴染みのあるステージを楽しめる。(だけどさ、たとえば、馬車は出て来なくなったのに馬車には乗っている設定でトートが鞭だけ持っているというのは、あれは、あの鞭の音が演出的なものではなくて、音楽として決まっているからなのかな?)

少年ルドルフの衣裳も、以前とはちがって、紫っぽい色になっていた。第二幕での、トートとの絡みがある場面(ママ、何処なの?)では、セットを下りて、舞台手前まで出てうたったりもする。

従前は男役出身の女優が演じて来たタイトルロールを、今回は娘役だったひとが演じているので、以前とは雰囲気がちがってもいて、とくに序盤は可憐なイメージがあり、そこがとてもいいな、と思った。

マックス役に昇格したと思った大谷美智浩さんが、以前からの持ち役であるツェップスも演じていたのには、ちょっとびっくり。今回はキャストも総じて若返っただけでなく、さらにワンステージあたりの出演者も減っていて、その分、メインキャストのマックスとツェップスを兼役にしたり、ルドヴィカとマダム・ヴォルフも兼役になるなど、リストラもされている。


以前の演出に較べて、1階前方の客席前や通路を使用するシーンが増えている。

オープニングでは棺桶がなくなったので、開演直前にキャストが棺桶入りするのを透かし見る楽しみ(?)がなくなったかも。