ドン・ドラキュラ (AiiA 2.5 Theater Tokyo)


「ドン・ドラキュラ」

原作:手塚治虫、脚本・演出:徳尾浩司、振付:近藤良平

4月12日(日)の昼のステージを見た。午後1時開演。

終演は、2時53分ぐらいだった。

開演前の客席への入り口は、下手側のドア1か所だけになっていて、途中の床には葉っぱが敷いてあったりして、それっぽい雰囲気づくり。([補記] 棺桶があったのは、知らなかった)


本格的なミュージカルではないけれど、音楽劇仕立て。主役のひとの見せ場は、ソロの踊りかな。

女性客がほとんどという客席の状況は予想通りだったが、落ち着いた印象で、場ちがいなところに来ちゃった的な居心地の悪さを感じるようなことはなくてよかった。これなら、もう1回ぐらいチケットを買っておくのだった。

神田愛莉ちゃんは、チョコラの衣裳が似合っていて、すばらしくかわいいし、お芝居も上手い。チョコラのかつらは、顔がちょっとちがって見えるね。

テレビ局で、チョコラが、父・ドラキュラを再生させるあのマジックは、どういう仕掛け? ああいうマジックの道具一式って、どのくらいの値段で買ったり借りたり出来るものなのだろう…

チョコラって、中学生なのに、夜間学校に通っているのだね(おもしろい)。やっぱり、ドラキュラの娘も、陽の光を浴びるとまずいんだ。

チョコラの衣裳は、黒マント → マントなし → 赤マント と変わるのだけれど、黒マントのときが、いちばん見映えがよいと思った。小さいかばんをかけてたときも、かわいかった。

ドラキュラの家のシーンのセットは、上手側が玄関になっていたので、どちらかといえば、下手寄りの席位置のほうが見やすかったのではないか?(私の席は上手のほうだったが)

モリスがうたう、ひとりミュージカルみたいなシーンがおもしろかったな。ヘルシング教授の、テレビ局ネタも可笑しかったけど。


観劇後に、改めて舞台写真(このリンク先→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20150412/p1)で確認したのだが、この「ドン・ドラキュラ」では、登場人物の衣裳が、黒、赤、緑、白の4色でデザインされている。視覚効果が、ばつぐん。


[出演]

ドン・ドラキュラ伯爵: 橘ケンチ(EXILE)

ルーシー: 原田夏希

モリス: 根本正勝
ノブヒコ: 矢田悠祐
カケル: 安西慎太郎

チョコラ: 神田愛莉
センヌ: 阿井莉沙

アンサンブル: 兼松若人 榊英訓 角野哲郎 田川可奈美 小玉百夏 中川汐希

ブロンダ: 平田敦子
イゴール: 野添義弘

ヘルシング教授: 池田鉄洋




この(→https://twitter.com/dracula_stage/status/586707003730341889)ふたりが、
衣裳を着けるとこう(→https://twitter.com/dracula_stage/status/587880819710017536)なるのね。

(ところで、この舞台って、DVDにはならないのかな? もし出れば、すっごく欲しいのだけど)