加島ひなた


今月の朝日文庫の新刊、

桂望実「週末は家族」(740円+税)

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=16540

『小劇団を主宰する大輔と瑞穂は、週末だけ里親として小学生のひなたを預かることになった。天才演劇少女のひなたを起用して、一風変わった人材派遣業をすることになるが──。ワケあり夫婦と親に捨てられた少女が紡ぐ新しい “家族”の物語。』


これ、おもしろそう。擬似親子もので、劇団の主宰者と演技の才能を持つ女の子という設定に加えて、夫婦のうちの妻のほうを、恋愛感情を持てない無性愛者(アセクシャル)としている。

親本は、2012年1月に、朝日新聞出版から刊行されていて、小説中のシェイクスピア作品は、ちくま文庫の松岡和子訳からの引用。