江戸時代の医師修業


新聞に、この本の広告が出ていた。おもしろそう。


歴史文化ライブラリー 389
海原亮「江戸時代の医師修業 学問・学統・遊学」(吉川弘文館、1800円+税)

http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b182792.html

『現代のような医師免許制度がなかった江戸時代。医師としての力量を示すために必要な「学問」=知識・技術を、彼らはどのように習得したのか。彦根藩福井藩府中領出身者の事例から、当時の医界を支えた師弟関係「学統」や、医学の先進地への「遊学」など、医師たちの就学プロセスを素材に、その実態を描く。』


目次を見ると、京都での遊学、医師修行を中心に書かれているようです。

お芝居やドラマでも有名な、華岡青洲も京都で修行していましたね。

江戸時代の医者の修行というと長崎というイメージがあるのですが、これは、一部の娯楽時代劇の影響からでしょうか。それとも時代が下るにつれて、京都が遊学の中心になったのでしょうか?(「大岡越前」の榊原伊織は、竹脇無我が出演出来ないと、長崎へ行ったことにしちゃうのですよね)