わたしを離さないで(彩の国さいたま芸術劇場 大ホール) その2


5月14日(水)に、彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで、

「わたしを離さないで」

を観劇。

午後1時30分開演。

終演は、午後5時20分で、前回(9日昼のステージ)見たときよりも、5〜6分早く終わった。

2度目の観劇は、前回の観劇(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20140515/p1)の後に、チケットを購入。前方の正面の席位置では見えなかったものを見たいと思い、別角度の席位置を択んでみた。1階の右側バルコニーの、舞台に近い席をとった。横側のバルコニーの席のうち、右側の舞台寄りの位置からだと、冒頭の、介護人・八尋と提供者・ケンとのシーンで、ストレッチャーに乗ったケンのあの裸体が斜め上からよく見えるだろうと思った。

じっさい、よく見えた。オペラグラスで、バッチリ。臓器提供後の手術痕の縫い目とか、管とかも。でも、八尋がひざ掛けみたいなのを掛けて、下半身を隠してしまうタイミングが思ったより早くて、あ〜あ…(笑)。でも、やっぱり、カリギュラでの女装ヌードと較べると、きれいとはいいがたいか。

この座席からだと、たとえば、岬の防波堤(?)のシーンも、下から見上げるのではなくて、斜め上からキャストを見下ろすかたちになって、前回の観劇時とはちがう視点になって、おもしろい。
「農園」のシーンでは、テレビがあるのも、見えた。

奥舞台まで使う演出もあるので、そういう場面では見えない部分が多くなるけれど、2度目の観劇なので、そのあたりは記憶で補って、ほとんどストレスにはならなかった。そもそも、舞台では、役者が正面切ってセリフをいうよりも、他の登場人物と対話するほうが多いから、真ん中の座席よりも端の席からのほうが、かえってキャストの表情がよく見えたりもするし。




ところで、以前に公開された映画の予告編というのを見てみたら、映画では、ヘールシャムのシーンは子役が演っているのだね。

映画の予告編



今回の舞台のPR動画