「クリプトグラム」の再見と座席


現在上演中の、

クリプトグラム
(デイヴィッド・マメット 作、小川絵梨子 翻訳・演出)

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/11/post_342.html


シアタートラムの座席は、正面ブロックよりも、サイドブロックから見るほうがおもしろい。

たとえば、X列の、ジョンが上がったり下りたりする階段を下から見上げる席位置が、いい。

サイドブロックだと、正面の席とは見え方が、全然ちがう(たとえば、キャストの出入りのときとか)。劇中でドニーとデルが話題にする写真があるが、サイドブロックからだと、それがどんな写真なのかが見える。

15日(金)に、ジョンを山田瑛瑠くんで見たけど、すごくいいな。10歳という役の年齢に見た目がピッタリだし、ナマな子どもらしさがストレートに感じられるので、ジョンのセリフをそのまま受け取れる。坂口湧久くんがジョンのときよりも、観客として、この舞台の見え方がシンプルになった。坂口湧久くんだと、ジョンという役自体に、もっと何か仕掛けがありそうな気がしてしまうのだよね。

この舞台は、子役のダブルキャストに外れがないので、いつのステージでも見れば損をしない。

山田瑛瑠くんは、これまでに「二十四の瞳」ぐらいでしか見ていなかったが・・・プログラムとかに載っているプロフィール写真があまりかわいく見えないと思う。実物のほうが断然いい。

でもさ、「クリプトグラム」を見ていると、毛布とナイフに意識がムズムズして来るよね。