劇団ハーベスト冬の特別公演「GIRLS COUNT DOWN!」(赤坂元気劇場)


12月27日(木)に、赤坂元気劇場で、

劇団ハーベスト冬の特別公演「GIRLS COUNT DOWN!」

 脚本:田中大祐(気晴らしBOYZ)、演出:中村公平(劇団レトロノート)

を観劇。

カンフェティの割引チケットだったので、(2000円→)1500円。


午後2時開演。短編の芝居が2本続けて上演されて、そのあとに、出演者(メンバー&ゲスト)が揃ってのトークショーが付いて、終演は、3時40分。

公演パンフレットが、1000円。

前回公演(「一筆啓上!〜girls look up!〜)のDVDを販売していて、ちょっと迷ったが、とりあえず、買わなかった。


赤坂元気劇場は、地下鉄の赤坂見附駅からだと、赤坂レッドシアターの角を右折して直進したところにある地下の小劇場で、階段を下りて、チケットをもぎられて、受付でドリンク代500円を払って入ると、右手側がホールで左手にドリンクカウンターというつくり。

自由席の客席は背もたれなしの長椅子で、後方の座席には関係者席の貼り紙がしてあった。それも含めて、所見の回のお客さんは40人ぐらいか。余裕をもって座れる人数だった。

「GIRLS COUNT DOWN!」は、新年目前の大晦日の夜、同じ高校の女子寮のふた部屋(201号室と301号室で上下という設定)で起こる出来事を、別々の短編としてえがいた2本立ての芝居。劇団ハーベストのメンバー9人も、ゲストも、2編に分かれての出演。ただし、この2編の芝居、「カミングアウト受験ガールズ」と「バッドタイミング柔道ガールズ」は、それぞれの部屋の同じ時間(大晦日の夜の日付が替わる直前から年明けまで)を扱っていて、相互にリンクする部分もあり、後者の最後には、前者に出演の女の子たちの登場もあって、ふたつの芝居の時間が重なって終わる。

演じている女の子をじっくり見るなら「カミングアウト受験ガールズ」のほうかも知れないが、コメディとしておもしろいのは、断然「バッドタイミング柔道ガールズ」である。

トークショーは、青山美郷さんと宮武佳央さんが司会で、「受験」チームと「柔道」チームの対抗で、早口言葉合戦がメイン。


「受験」のなかで、桜の花びらが降って来る場面があったが、終わって「柔道」の準備のときに、ピンクの紙ふぶきのお掃除をそのシーンを演じたキャスト本人がやっていたが、あれは、ある種のファンサービスということなのかな(それとも目くらまし?)。

今回は、西園瑠花さんがかわいかった(夏の公演とはイメージがちがっていて)。加藤梨里香さんは、やっぱり上手い。


余談だが、大晦日の夜から年明けのドタバタをえがいたふたつの作品が相互にリンクしているというつくりは、以前に見た、田上パル×女子高生×キラリ☆ふじみ 2本立て公演の「師走やぶれかぶれ」と、もうひとつの「新春やぶれかぶれ」みたいだな、と思った(こちらは、隣合う2軒の家という設定だったが)。


[出演]
「カミングアウト受験ガールズ」山本萌花 川畑光瑠 青山美郷 若菜葵 西園瑠花 / シュドーズ直也
「バッドタイミング柔道ガールズ」加藤梨里香 宮武佳央 篠崎ニイナ 久保田紗友 / オカドミキ 冨田裕美子 小林優介(響) 長友光弘(響)