劇団ハーベスト第2回公演「一筆啓上!〜girls look up!〜」(中野ザ・ポケット)


8月8日(水)に、中野 ザ・ポケットで、

劇団ハーベスト第2回公演「一筆啓上!〜girls look up!〜」(脚本:小林佐千絵、演出:中村公平)

を見た。

過去ログのこの(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20120708/p1)公演。

午後7時開演。

事前の告知に上演時間は1時間40分予定とあって、開演前の場内アナウンスでもそういっていたが、この日の終演は8時55分頃だった。

劇場に着いて、プログラムとかは、どこで売っているのかな、と思って少し戸惑ったが、客席へ入った後方の通路で販売していた(平日だったから?満席になっても同じなのかな?)。


今春の旗揚げ公演というのは見ていないので、劇団ハーベストは初観劇。もっとアイドルっぽいことをするのかな、という先入観を抱いてもいたのだけれど、ふつうに演劇を見に行くつもりで出かけても大丈夫な公演だった。ちゃんとしたお芝居が見られて、しかも、おもしろかったので、もう一回見たいな。


2012年を生きている女の子(四姉妹と友人)たちと、1967年の女子高校生(四姉妹の祖母とその友人たち)の青春という、45年の時を隔てたふたつの夏が、保管されていた祖母の日記や譜面、ラブレターなどを媒介として交わり重なるストーリーを、シンプルだが演劇ならではの空間処理で見せていた。メンバーだけでなく、大人の俳優がゲストで出演しているのも、いい方向に作用していると思った。

14人のメンバーは、7人ずつ、現代組と過去組とに分かれているのだけど、私などは年齢的に、劇中の祖母世代のほうが近いこともあり、どちらかといえば、1967年の女子高生たちのドラマに心惹かれるものがあった。

オープニングに「出演者のクレジット」があるのが、シャレている。(とはいえ、ハーベストのメンバーは、はじめて見る子ばかりだったので、その時点では顔と名前を一致させるのはむずかしかったが)

高橋紗良さんの和子が、いい。美奈子役の子が上手いな、と思ったら、このひとが加藤梨里香さんで、ジュニアミュージカルでキャリアがあるのだね。なるほど。さおり役の宮武佳央さんが、すごくかわいい。役柄にもよく似合っている。山本萌花さんの友恵がうたうシーンがとてもよく出来ていて、心に響く。理音役の久保田紗友さんが、目を惹くタイプで、印象的。


チラシ類といっしょに、配役表が配付されるのは、親切。その裏は告知で、劇団ハーベストの次回公演は、12月26日(水)〜29日(土)赤坂元気劇場、とのことだが・・・近頃は、なんだか、はじめて聞くような劇場があちこちにあるのだなぁ、と。

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観劇後の雑感 その2は、↓
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20120813/p1