深読みミュージカル

本橋哲也「深読みミュージカル　歌う家族、愛する身体」(青土社、2200円＋税)

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先日、東京オペラシティのビルのなかの本屋で見つけたので、買って来た。先月に発売された模様。

「サウンド・オブ・ミュージック」「ライオンキング」「メリー・ポピンズ」「マイ・フェア・レディ」「ウエスト・サイド・ストーリー」「キス・ミー・ケイト」「ラ・マンチャの男」「ジーザス・クライスト・スーパースター」「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」

これらの著名なミュージカル10作品を、『その内容と制作された時代における社会的な力関係から分析することで、一見ありふれた恋愛ファンタジーや、勧善懲悪の物語、予定調和の筋書きに、意外に深い、観客を居心地悪くさせてしまいかねない裏があるのではないか、それを読み解いてみよう、という試み』と、まえがきにある。

著者は、東京経済大学コミュニケーション学部教授。雑誌「英語教育」に連載した「ミュージカルを深読みする」に、大幅に加筆した、書き下ろしに近い本だそうな。