愛と不安の夏 原爆乙女たち・愛と勇気の軌跡(俳優座劇場)


俳優座劇場で上演中(7月28日〜8月1日)の

劇団夜想会公演「愛と不安の夏 原爆乙女たち・愛と勇気の軌跡」(原作:田中舘哲彦、脚本・演出:野伏翔)

から、29日(木)の昼の部を観劇。

午後2時開演。上演時間は、2時間30分(途中休憩15分を含む)。29日昼は、予定より、3分ぐらい早く終演。

公演プログラム、500円。廉価なのはありがたいのだが、ダブルキャストの組分けが載っておらず、チラシと合わせて見ないと配役が判別出来なかったりするのは、不便。今回は、ダブルキャストの組分けはとくに考えずに前売りを買ったものだから、開演前に、ロビーにあったチラシを取って来て、プログラムとチラシを照合しながらキャストを確認した(が、なお、一部配役が分からない)。


主なキャスト(月組)は、

箕方沙依子: 木村彩花
箕方絹枝: 石井めぐみ
ジム・クレイトン: 荒川智大
箕方龍男: 山田健太
ピーター: 佐羽英
瀬川紀子: 緒方有里沙
カタリーナ: 辺見のり子
サイモン(医師): 大野誠


子役は、沙依子の少女時代役の女の子が交互出演になっているが、他は全公演に出演のようだ。チラシに載っていた出演者以外にも、声の出演(詩の朗読)が2名。

沙依子の少女時代: 馬場愛(月組) 中3・森本優里(☆組)中2
龍男の少年時代、伸二: 安彦統賀 小6
節子: 小西亜優香
美代子: 大朏美咲 小5
春子: 番場智美 小3
健一: 富永梨月 小6
夏子: 村尾夏穂 小4
志乃: 山井香凛 小3
淑子、和子(原爆乙女): 澤田優花

詩の朗読: 野口美羽、田村拓海

(※学年が出ている場合は、↑に付してみた)


ナレーション・詩の朗読は、初演(2007年)と同じ檀ふみだが、終盤に子どもの声での朗読が入って、これが詩の朗読の2名。

健一役の子は、男の子なのですね…。

沙依子の少女時代を演じるふたりは、ともに夜想会で、「めぐみへの誓い」から出演している。

このカンパニーは、主宰者のお嬢さんを別にすれば、土地柄なのか、NEWSエンターテインメント・スクールの子の出演がけっこうあるようだけれど・・・
今回出ている、番場智美ちゃんという子は、テアトルアカデミーから。
http://www.theatre.co.jp/talent/


日程を見ると、29日昼は、月組の初日だったようだが、沙依子、ジム、ピーターの3人がとてもいい。「めぐみへの誓い」が記憶に新しい木村彩花さんだが、役柄にマッチしていて、さらに印象深いヒロインを演じている。

少女時代の沙依子のシーンは、初演のほうがインパクトがあった。キャストのちがいだけでなく、衣裳も影響していると思う。