bump.y(青山円形劇場)


1月16日(土)に、青山円形劇場

bump.y(バンピー)」を見た。

(過去ログのこれ。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20091211/p2)


休憩なしで、最初にお芝居、そのあと、ジェスチャーゲーム、続いて、うた。という構成。

事前の告知では、終演後にお見送りがあるということだったが、これは、メンバーがお客さんとハイタッチするというかたちになっていた。上演時間は、このハイタッチが終わるまでで、2時間ぐらい。

青山円形劇場の客席は、中央がステージで、各ブロックの1〜6番の座席はなし。なので、その次の列(7〜14番)が最前列になっていた。


出演:

bump.y(松山メアリ 桜庭ななみ 菊里ひかり 宮武美桜 高月彩良 宮武祭)、愛名ミラ(新人)、有坂来瞳(司会)


『第一回公演 まっぴるまのエレベーター!』

というサブタイトルがついていて、このお芝居の内容は、オリジナルネットドラマ「bump・y」とは設定もちがっていて、ネットドラマよりも、ずっといい。

「まっぴるまのエレベーター!」は、オーディションを受けに来た女の子6人が、会場へ向かうために乗ったエレベーターが故障して、そのなかに閉じ込められる、というシチュエーションドラマ。このままエレベーター事故で死んでしまうかも、ということから、携帯の動画で遺言を撮り合って残そう、ということなる。それぞれが携帯のカメラに向かって語るエピソードが面白くて、アイドル女優たちの魅力を引き出す短編芝居としては、なかなかよく出来ている。

鹿児島弁の宮武美桜ちゃんが、猫1匹と、ねずみ2匹と、ホームレスのおじさん1人を私が飼っていました、と告白するのが、いちばんおもしろかった(ななみ&祭がねずみになるところとかも)。

エレベーターの故障自体がオーディション主催者側の仕掛けで、閉じ込められた6人の様子を隠しカメラで撮っていて、それをドキュメンタリー映画にするのだという「落ち」のつけ方は、安易だなぁと思わなくはないが、そんな芝居の大枠はさほど問題ではなくて、バンピーのメンバーたちの演技を間近に楽しめばいい訳だし、何より、6人の持ち味が垣間見え、また、みな、けっこう上手い。


お芝居終了後は、bump.yのメンバーはいったん退場して、司会者(有坂来瞳)の登場。この舞台で初お目見得の新人(愛名ミラ)の紹介。6年生とのこと。「まっぴるまのエレベーター!」でエレベーターのなかにあった箱に入っていた女の子の役(といっても、はじめからなかにいたのではなく、箱のなかに入るところはバレバレだったけれど)。

それから、ジェスチャーゲーム。6人が順番にボードに書かれている内容を身振り手振りで見せて、他の5人が当てるというもの。と、書くと、他愛なさそうだが、見ていると意外と楽しい。(こういうのは、好きでもないタレントがやっているのを見ると、きっと、つまらないのだ)

宮武祭ちゃんが、分からない言葉があって有坂来瞳さんが教えていたのが、かわいい。ふたりは、スウィートパワー所属タレントの最年少と最年長だといっていた。


このあと、bump.yのうたのコーナー。ソロで1曲ずつ(「Sweet Hits」というCDでうたっている曲と同じ)と全員での「がんばって」。最後にアンコール曲の「微笑がえし」。

ソロの曲順はよく憶えていないので、bump.yのブログ(http://ameblo.jp/bumpy-blog/)から引くと、

夏色のナンシー」(松山メアリ)、「稲妻パラダイス」(宮武祭)、「赤いスイートピー」(宮武美桜)、「ゆ・れ・て湘南」(菊里ひかり)、「はいからさんが通る」(桜庭ななみ)、「スローモーション」(高月彩良)、「がんばって」(バンピー)

アンコールの「微笑がえし」のときに、途中から音(カラオケ)が消えちゃった。そのハプニングが、かえってリアルでよかった。

ピンクのお揃いのTシャツになったときの、祭ちゃんの「.(ドット)」がウケていた。「稲妻パラダイス」のダンスがかわいかった。


振付は、Q-TARO(電撃チョモランマ隊)とあるから、このひとか。
http://www.den-qomo.com/profile/q-taro.html

途中のトークで、稽古はどのくらいしたのかと訊かれて、(祭が)3日といって、4日といい直していた。みんなで集まっての稽古、という意味だったようだ。

カメラが入っていて、舞台を録っていたが、3月17日にネットドラマのDVDが発売予定で、そのチラシによると、特典映像の一部として舞台の様子が紹介されるのかも。


それにしても、宮武姉妹は、かわいいね。新宿コマ劇場のときとは、客席からの距離感が全然ちがうし。美桜ちゃんは、テレビで見るよりも、小さく感じる。

逆に、高月彩良さんは、すっごい長身。小学生だなんて、あり得ないでしょ。菊里ひかりさんは、スチールより、実物のほうがずっと好印象。


1回といわず、2回とも見ればよかった、と思うくらいに面白かった。でも、チケットは、パンフレットとCD付きだから、2回分チケットを買うと、それぞれ×2になってしまうのだよね。

ところで、そのパンフレットだが、祭ちゃんのページの名前が1か所まちがっている。