かぶき手帖2010年版


新橋演舞場へ行ったので(本年の初歌舞伎見物)、さっそく、

「かぶき手帖 2010年版」(定価1400円)

を購入。


上村吉太朗くんが載っている。

2009年12月の南座、顔見世興行で片岡我當丈に入門、「時平の七笑」で部屋子披露したとある。上村吉太朗くんは、和田祥太朗くんというのだったよね。上村吉弥丈の自主公演の出演者としてよく名前が出ていたから、吉弥丈のお弟子さんと思っていたが(屋号も美吉屋)、こういう場合には大師匠のお弟子として部屋子になるというのがこの世界の慣例でしょうか。そのほうが、役が付くとか、諸事にわたって何かとやりやすいという実際的な意味もあるのかな?


名題下には、坂東やゑ亮(ばんどうやえすけ)さん、という平成5年生まれの少年が掲載されている。

平成21年3月、坂東彦三郎丈に入門というから、彼が、中村梅玉丈のホームページの「ひとりごと」で、
『彦三郎さんのところにも、九州から高校生の子が入門しました。小学生のときから歌舞伎がしたくて、東京の高校に入れたらといわれていて、今年無事高校入学を果たし、弟子入りしたとのことです。』(2009年6月)
と書かれていた彦三郎丈のお弟子さんですね。

[追記]
坂東やゑ亮さんは(子役として活躍していた)波多野祥英くんとのことです。
 →
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20100112#c