バレエシャンブルウエスト第60回定期公演「くるみ割り人形」全幕(いちょうホール)

12月18日(金)は、八王子市芸術文化会館いちょうホールでの、

バレエシャンブルウエスト第60回定期公演「くるみ割り人形」全幕(演出・振付：今村博明、川口ゆり子)

を見た。

新宿←→八王子間は、往復とも特急を利用。新宿での接続も上手く行き、時間の節約には、これに限る。

18日は、18時30分開演。

指揮：堤俊作
演奏：俊友会管弦楽団

公演プログラム、1000円。

主な配役は、

金平糖の女王：山田美友
チャ−ミング王子：佐藤崇有貴
クララ：谷川汀
雪の女王：若林優佳
ドロッセルマイヤー：今村博明

ロビーには、公演プログラムの配役から、以下のように変更の掲示がしてあった。

チャ−ミング王子(くるみ割り人形)：正木亮羽→佐藤崇有貴
クララの父：佐藤崇有貴→正木亮羽
スペイン：佐藤崇有貴→土方一生

主役が変更になっていて、ちょっとびっくり。TYバレエの先生は、たしか、何年か前に、シャンブルウエストの「くるみ割り人形」でチャ−ミング王子をやっている。

でも、こういう代役って、演劇やミュージカルだと、若い役者にチャンスが回って来そうなのに…たとえば、アンダースタディや稽古場代役(スタンド・イン)に入っていた若手が抜擢されたりとか、そんな印象があるけれど、バレエでは、代役は、むしろベテランのダンサーの役割りなのかな？

今年の「くるみ割り人形」だと、王子を踊るダンサーは他にふたりいるのだから、2ステージずつ踊ればいいじゃん、とか私などは単純に考えてしまうけれど、バレエの場合、そうはならないのでしょうか…。

今回の「くるみ割り人形」では、スタールバウム家のクリスマスパーティーの場の「クララの男友達」役が全員男子ではなく、女子が演じる男の子が混じっていて、その男の子役をクララ経験者(三井七海、石川怜奈、佐々木万璃子)が演じている。

18日は、佐々木万璃子ちゃんはパーティーの男の子役では出ていなくて、ディヴェルティスマンのキャンディだけだった。

昨年の舞台に登場した(クララと王子が乗って飛び立つ)ゴンドラもそのままに、新国立劇場での公演をいちょうホールのステージに凝縮したような密度が感じられた。真夜中の客間に出て来る「小さなねずみたち」が増えていたことも、そう感じられた一因だろう。

子役の小ねずみは、プログラムで確認すると、2007年が21匹、2008年が22匹、2009年の今回は25匹。人数が増えて、だんだんとインパクトが増している。ねずみのシーンが面白いと、わくわくして、気持ちが高揚する。

しっぽだけではなく胸にもリボンを付けた小ねずみが2匹いるのに目が留まったが…この、胸リボン小ねずみって、前からいたっけ？！(はじめて見た気がする)

神野洸一くんがラッパ卒もやっていた。

この日、主役の金平糖の女王を踊った山田美友さんを紹介した、度重なる骨折を乗り越えて主役を踊る、という読売新聞(東京多摩版)の記事(12月18日付)があって、サイトでも読めたのだけれど、もうなくなっちゃったようだ。
いつまで読めるか分かりませんが、キャッシュを拾ってみました。
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http://74.125.153.132/search?q=cache:okIW3yh6EMQJ:www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20091217-OYT8T01568.htm+%E5%B1%B1%E7%94%B0%E7%BE%8E%E5%8F%8B%E3%80%80%E3%83%90%E3%83%AC%E3%82%A8&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?p=%E5%B1%B1%E7%94%B0%E7%BE%8E%E5%8F%8B&ei=UTF-8&fr=jword-ab&x=wrt&u=www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20091217-OYT8T01568.htm&w=%22%E5%B1%B1%E7%94%B0+%E7%BE%8E+%E5%8F%8B%22&d=aD-jI929UA_y&icp=1&.intl=jp

ところで、『土方一生　出演情報』というブログがあるのですね。
http://ameblo.jp/kazuki-hijikata/
(…要チェック。ダンサーの出演情報は、なかなか分からないから)

私がはじめてシャンブルウエストの公演を見たのは、新国立劇場の「フェアリーテイルズ」だったが、このとき子役で出演していた10人のうち、5人がクララになっている。

今年は、1ステージしか見なかったのを、ちょっと後悔。来年は、3日間のうち2回は行きたいものである。