橘るみバレエスクール×橘るみフィルハーモニック・オーケストラ remain with,Hikari
2月28日(土)に、亀戸文化センター カメリアホールで、
橘るみバレエスクール×橘るみフィルハーモニック・オーケストラ「remain with,Hikari」
を見た。
同日に、13時〜/17時〜の2回公演あったうちの、13時開演のステージ。
上演時間は、
第1部 30分、(休憩15分)、第2部 30分、(休憩15分)、第3部 25分
で、2時間弱。じっさいには、予定より2、3分早く終わった。
昨夏の「眠れる森の美女」全幕(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080806/p2)でもそうだったが、このバレエスクールの公演は、入場時の配布物に『本日の公演時間』が書かれているのが、親切である。
第1部は、橘るみフィルハーモニック・オーケストラ(鈴木慎一朗 指揮)の演奏による「となりのトトロ」
「となりのトトロ」の映画音楽をストーリー(松澤貴士 ナレーション)に添ってオーケストラが演奏し、これに、橘るみバレエスクールの生徒さんたちが、サツキ、メイ、まっくろくろすけ、そよ風に扮しての踊りや演技(橘るみ 振付)が、適宜、織り込まれる進行。
踊りは、ステージの上手側奥、楽団の後方のホリゾント手前で行なわれるが、途中、とうもろこしを持ったメイちゃん役の子(なかなかかわいい)が客席に下りて来て、通路を使う演出があった。
オーケストラのメンバーで舞台が窮屈なくらいだから仕方がないが、もう少し広いスペースで踊りを見せて欲しいとも思った。
第2部は、「GEKKOから・・・」「プロダンサーによる作品集」
「GEKKOから・・・」(橘るみ 振付)は、ステージ後部での生演奏で、橘るみバレエスクール オープンクラスの生徒さんによる踊り。前半が「月光」で、後半はジャズになる。
「プロダンサーによる作品集」は、山口恵理子(牧阿佐美バレヱ団)、竹下陽子(牧阿佐美バレヱ団)、櫛方麻未(牧阿佐美バレヱ団)、穴井豪(フリー)、田中友紀(東京シティ・バレエ団)、橘るみ(東京シティ・バレエ団)の6人それぞれのソロ(ヴァリエーション)で、各ダンサー自身の選曲・振付によるもの。
第3部は、「未来を笑顔で照らせれば」(橘るみ 振付)
橘るみバレエスクール ジュニアクラス&シニアクラスの生徒さんたちによる、児童舞踊ふうの創作ダンスで、小道具も使う。「チム・チム・チェリー」の曲が効果的に胸に響き、踊りの楽しさのなかにも哀感が漂って、見ごたえがあった。余韻もある。クラシックバレエとはちがう面白さに加えて、踊り手たちの等身大の魅力が窺えた。
このあと、出演者全員のフィナーレが付いた。
「未来を笑顔で照らせれば」がとてもよかった。