2月28日の観劇


昨日(2月28日)は、以下の2ステージを見た。どちらも、自由席で、チケットは1000円。


1時〜、カメリアホールで、橘るみバレエスクール×橘るみフィルハーモニック・オーケストラ「remain with,Hikari」
 ([追記] 雑感は、→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090310/p1)

6時〜、かつしかシンフォニーヒルモーツァルトホールで、かつしかミュージカルカンパニー銀河公演 ミュージカル「ジャンプ!」
 (過去ログのこの公演。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20081112/p3)


「ジャンプ!」は、一、二幕合わせて、正味の上演時間が約2時間。プラス、途中に休憩が15分。オーケストラピット使用。出だしはぎこちなかったが、「操(みさお)」が登場するあたりから舞台が動いて、キャストの演技も上り調子で、二幕は楽曲のよさも奏功して、かなり面白くなった。操役の子はセリフに説得力がある。この子がこの舞台のポイントか。

主人公(たち)が異世界へ行き、そこでの体験を経てひと回り成長するという、少年少女や若者をメインに据えたミュージカルにはよくある「行って帰って来る」ストーリーだ。「ジャンプ!」では、子どもたちが「星物語」という公演の稽古をしている劇中の現在と、主人公たちが「星物語」のなかの星をめぐる旅をするという異界体験というふたつの世界があるのだが、それらは銀河というこのカンパニーがまさに上演しているミュージカルそのものだというリアルな現実の大枠に内包されて、いわば、三層の構造になっているともいえる。

ココが、勇気を出して河を跳ぶところが、よかった。メインナンバーとの相乗効果もばつぐんで、感涙ものである。ココ役の子も、上手い。

私も、ココに乗って、星をめぐる旅に出たいものである。


[追記]
2月26日付東京新聞に「ジャンプ!」の紹介記事が出ていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090226/CK2009022602000047.html