夏時間の大人たち
9月6日の深夜(=7日未明)にテレビ東京で
「夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY」が放送されたので、録画して見た。
まもなく新作「パコと魔法の絵本」が公開されるので、その宣伝がらみで中島哲也監督の長編第一作をテレビ放送した、ということのようだ。冒頭に、中島哲也監督のインタビューがあった(といっても「夏時間の大人たち」についてではなく、「パコと魔法の絵本」に関するインタビュー)。
「夏時間の大人たち」のオリジナル上映時間は73分。テレビ雑誌によると、今回の放送は『本編76分』となっていた(放送枠は85分)。長くなるはずはないから、インタビュー時間を含めての時間が76分だったろうか? 映画自体は、エンドロールが途中でカットされていた。
「夏時間の大人たち」は、私にとってはお気に入りの一本で、VHSのビデオが発売されたときはセル用ではなかったが、16000円税別で購入していまも大事に持っている(売ったりせずに、現在も手もとにある映画のビデオ、DVDのなかでは、入手時の価格としては、「ムッちゃんの詩」に次いで高い金額だと思う)。
今回のテレビ放送を地上デジタルで録画したところ、VHSビデオよりも断然画質がいいだけでなく、シーンによっては画面が明るくなっていて見やすい。うれしいのと同時に、ちょっとショックだったり。この映画、2年くらい前にDVDで出ているが、画質としては、どうなのだろう…
子役時代の田口寛子ちゃんは、とってもかわいいね。それに、買い食いする女の子(安野清美役の子)が、なんともいえずいい感じ。
逆上がりの練習を軸にした、たかしのメインストーリーのほかに、たかしの両親それぞれの子ども時代の回想があって、そのエピソードがいずれも秀逸。
久し振りに見たら、再発見もあって、くせになりそうだ。約10年経ったいまのほうが、公開時よりも面白く見られる。1時間13分だから、構えずに見ることが出来るし。
最後の、夏休みの校庭での鉄棒のシーンが、すばらしくいい。いかにも夏休みの校庭、って感じが、たまらなく伝わって来る。
ちなみに、キャスト。↓
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD29789/cast.html
(パンフレットを探したのに、見つからない。どこにしまったかなぁ…)