暗くなるまで待って


今日のお昼、テレビ東京で、オードリー・ヘプバーン主演の映画「暗くなるまで待って」を放送していたので、「スタジオパークからこんにちは」(ゲスト・水谷八重子)を途中まで見て、そちらへチャンネルを替えた。

有名な映画だが、私は、はじめて見た。

テレビ雑誌によれば、映画の「暗くなるまで待って」は、オリジナルは108分。今回のテレビ放送は正味で93分とのことで、本編から15分カットされている。

昨年9月に見た舞台「暗くなるまで待って」(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20070917/p2)と比較すると、ノーカット版の映画でも30分程度短いことになる(舞台には暗転やカーテンコールもあったにしても)。


THEATRE1010で上演された件の舞台では、クライマックスに向けて、悪人どもが戻って来るのに備えるスージーが、部屋に闇を作り出す準備をするのに、グローリアに手伝ってもらうのだが、映画では、グローリアを使いに出したあとで、その準備はスージーがひとりでやっていた。

部屋が真っ暗になるシーンでは画面も真っ暗になっていたが・・・やはり、劇場でのあの暗闇には(映画にはない)臨場感があった、と改めて思った。客席まで含めて真っ暗になったとき、これがスージーの棲む世界なのだと、観客にも闇を実感させる仕掛けが、じつによかった。