チェスト!
映画「チェスト!」
http://chesuto.com/
を見た。
いい映画。好篇である。
主役級の男の子3人(高橋賢人、御厨響一、中嶋和也)と、女の子ひとり(宮崎香蓮)が、それぞれに悩みやトラウマ、家族の事情などを抱えるなか、「錦江湾横断遠泳大会」というイベントへの参加を通して交わり、自分の心と向き合うことでその屈託を乗り越えるというのが主筋で、これに、4人をめぐっての子ども同士の確執や融和などの波乱を含みながら、遠泳大会当日の大団円まで運ぶ。
ありがちな展開はあるけれど、そもそも人間というのは、いざとなるとありがちな行動をとるものだし、また、そう納得させるのは、この映画のえがき方の上手さ、さじ加減ゆえだろう。
見守る親や先生たちの子どもとの距離のとり方がよくて、(その存在感に比して)鬱陶しい感じがないのも、気持ちよく鑑賞出来るポイントのひとつ。
主人公の少年の妹役が、大森絢音。
子どもたちのスイムウェアは、男女とも「VIEW」というロゴが入っていて、Tabataの協力・提供のようだ。
http://www.tabata.jp/view/chesuto.html
キャップやゴーグルだけでなく、水着や海パンも同じロゴ入りのもの。
新宿バルト9という、マルイシティの上階にあるシネコンで見たのだが、客席は2列目から階段状に配置されていて、前方でも見やすい。正午からの上映を見ようと30分前に着いたら、ちょうど11時半開店の丸井が開いたばかりで、エスカレーターで上がったが、映画館直通の行き方もあったのだろう。
パンフレット(500円)を買うのにグッズ売り場の列に並び、やたらと時間がかかったのは、どうにかならないものか。