本屋にて
先日、新聞の記事下に、双葉社の新刊の広告が出ていて、それを見るや
本多孝好「正義のミカタ」(1500円税別)
藤野千夜「中等部超能力戦争」(1600円税別)
の二冊が欲しいと思っていたので、さて、買いに行って、手に取ってみると、前者はどうやら大学生の話みたいだったので気が乗らなくなり、後者だけを買うことにしたが、一冊ではつまらないので他によさそうな本がないかと見ていたら、
瀬戸内寂聴「秘花」(新潮社、1600円税別)
があったので、買うことにする。世阿弥の佐渡での晩年を書いたという小説。この本の発売日が著者の85歳の誕生日だったとのことで、過日、新聞記事で紹介されていた。瀬戸内寂聴は、私には読まず嫌いの作家のひとりで、本を買ったのははじめてだ。
中村彰彦「天保暴れ奉行 気骨の幕臣矢部定謙」(実業之日本社、1900円税別)
も面白そうだと、購入。ぱらぱらとなかを見たら、鶴松という名の子柄のよい子が出て来たり(笑)、遠山の金さんや、鳥居耀蔵、大塩平八郎など、時代劇でおなじみの人物が登場する。遠国奉行についても分かることがありそうで、読むのが楽しみなことである。矢部駿河守って、火付盗賊改もやっていたことがあるのだね。
件の書店は、そんなに大きい店ではないのに、なぜか、
安倍寧「喝采がきこえてくる」(ベストセラーズ、1900円税別)
が平積みになっていて、びっくり。これは、少し前に、銀座辺りで、森光子との対談のところだけ立ち読みしたことがある。
ダンス雑誌「DDD」2007.7月号(vol.12)があれば、今号はどんな内容か見たかったのだが、置いてなかった。