7年ごとの成長記録「21歳〜家族、そして私〜」

18日(金)夜に、NHK総合テレビで放送された「21歳〜家族、そして私〜」を視聴。

NHKのサイトの紹介によると、
『日本各地の子どもたちを7年おきに取材し、彼らの成長と社会の変化を追う番組を制作してきた。14年前、7歳だった子どもたちは今、21歳。今回の番組では、成人しそれぞれの人生を踏み出そうとする彼らの家族への思いに焦点をあてる。』
というのが、番組の趣旨。

ちなみに、私は、「7歳」「14歳」は見ていない。


番組で取材・インタビューしている各人の、7歳→14歳→21歳の映像を見ていて思ったのは、ひとの顔というのは、こんなにも変わるものなのだ、ということ。淡々と語られる、それぞれの立場や境遇は、いまを生きる若者の現実を象徴的に映し出しているようで、濃密なドキュメンタリーだ。ひとり当たりの時間は長くないが、ひとが生きていることの確かさが伝わって来る。

「21歳」のひとり、尾上松也さんは、亡くなった父(尾上松助さん)の弟子3人、付き人、マネージャーを引き継いだという。歌舞伎の家に生まれた訳ではない父は幹部にまでなったが、舞台では脇役が多かった。自分はその先を目指したい、みたいなことを話していた。
子役時代の舞台映像は、「重の井」の自然薯の三吉だった。7歳のときだから、こんぴら歌舞伎だね。


なお、NHKのサイトによると、このシリーズでは、全部で13人の成長を取材している。そのうち、『今回の放送では、「家族」をテーマとし、家族への思いに変化が生じた8人を取り上げます。13人すべての成長記録は、今秋の放送を予定しています。』とのこと。

秋の放送が、楽しみである。
[追記] http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20061022/p1