犬の舞台 3
4月13日付読売新聞(朝刊)、文化面の「つれづれ」。
11日付からはじまった、『犬の舞台』という連載。
その「3」回目は、
(犬は)実際には舞台に登場しないが、その不在が劇的効果を高める芝居
として、ウィリアム・インジの「帰れ、いとしのシーバ」と、唐十郎の「盲導犬」を取り上げている。
「帰れ、いとしのシーバ」は、
子供がいない中年夫婦の物語。愛犬シーバが行方不明になったところから幕が開く。
「盲導犬」では、不服従の犬・ファキイルが自由の象徴として、何度となくせりふにのぼ る。
なお、検索してみると、「帰れ、いとしのシーバ」は、地人会が(有馬稲子、近石真介で)上演したようです。かわいがっていたペットがいなくなったという設定だけで、なんだか身につまされます。
(記事中の一部を引用しながら紹介しました)