Broadway Gala Concert 2005-2006



このところ観劇していないので、今更ながら、昨年末の旧い観劇雑感をひとつ。

 ※しばらくしたら、少しログを下げるかも知れません。



2005年の大晦日は、東京国際フォーラム ホールCの「Broadway Gala Concert 20052006」で、ミュージカル俳優のうたを聴いた。



12時半開演。

(大晦日と元日に計3公演あったうちの、最初のステージにあたる)



入場すると、1か所だけのプログラム売り場には長蛇の列が。少し迷ったが、買うことにして、列に並ぶ。あらかじめ代金の1500円を手もとに用意しろ、などと係員が呼ばわっていて、なんだか、80年代アイドルの握手会みたいな流れ作業での販売に、げんなり。

買ってみれば、これが1500円か…と思ってしてしまう薄さに、またげんなり。発表されている出演者以外にダンサーの名前が出ていたのはよかったが、だったら、オーディションに出る20人の名前も載せたらいいのに、と思う。岡幸二郎氏と「オペラ座の怪人」をうたった、二期会の鵜木某さんの名前は載っていないし、客を長々並ばせてまで売っていた安くはない代物にしては、どうにも変なプログラムといえよう。



主催がテレビ局だから仕方がないのだろうが、フジテレビアナウンサーふたりの司会にも、げんなりした。こうげんなりしつづけると、同じフジテレビ主催の「グランドホテル」の宣伝めいたやり取りにも、重ねてげんなり。



「次世代ミュージカルスター育成プロジェクト」と銘打っていて、収益の一部で、オーディション合格者にニューヨークでのレッスンを提供するという企画があり、その最終審査を、このコンサートの本番中に観客の前で行うのだが、これが、見ていて退屈。

出場者は、プロの舞台経験があるひともいて、みなさんなかなか上手かったが、3公演中の1ステージしか見ない観客にはオーディエンスとしての面白味はないし、もう少しやり方に工夫があってもよさそう。



で、コンサート自体は、というと・・・ナンバーを聴いていて、私自身の、俳優の好みや、ミュージカル作品の好き嫌いが再確認出来たかな、といった感じ。



いちばんは、石井一孝氏うたう「ジキル&ハイド」で、「Alive」が絶品だった。

女優では、新妻聖子さんの「命をあげよう」が熱唱で、聴かせた。



トークでは、今井清隆氏の「待ち時間が長くて、眠くなっちゃった」が傑作だった。





プログラムには、このコンサートの模様は、2月中旬にBSフジで放送するとあったが、3公演中のどのステージが放送されたのかしら?