「布団を着る」
読売新聞サイトの発言小町を見ていたら、
『「布団を着る」は標準語、方言?』
というトピックを発見。
私の母方は九州の人間で、布団は「着る」といいます。
布団を着て寝る。今日は寒いので、布団を一枚余計に着よう。布団をちゃんと着ないと風邪をひくよ。・・・などという訳です。
母親がそういうものだから、私も、布団を着る、といういい方を当たり前に思って使っていたが、それがくつがえされたのは、小学6年生の修学旅行の夜。「布団は着て寝たほうがいいよ」と同室のクラスメイトにいったら、「布団は着ないよ、掛けるんだろ」と返されて、かなり驚いた。関東では、「着る」とはいわなかったのだ。たしかに、理屈で考えれば、布団は掛けるものだろう。
その後、どうやら、九州方面(の一部?)ではそういういい方がされているらしい、と分かって来て、それとともに、家族以外のひとの前では「布団を着る」とはいわないように心がけた。
今般の、発言小町を読むと、九州方面だけでなく、他にも「布団を着る」という地域はあるようである。
なお、「着る」になじんだ身には、冬は、布団を「着た」ほうが、暖かく寝られるように思う。