長い長いさんぽ
須藤真澄「長い長いさんぽ」(エンターブレイン、720円税別)を買って、読んだ。
須藤真澄さんのまんがのキャラクターとしても活躍した猫の「ゆず」の晩年の日々。圧巻は、その、ゆずとの別れが描かれている表題作。ねこ好きなら、涙なくしては読めないだろう。愛猫の死に目に会えないのは、とても辛いことだ。
私は、知らなかったけれど、ゆずくんの一周忌に合わせて刊行されたようだ。
キャットロス症候群から抜け出すには、結局、新しい猫を迎えるしかないのだとも思わせる。
2001年に出た「ゆずのどんぐり童話」(エンターブレイン)という、ゆずを主人公にした、昔話や童話のパロディーまんが集が面白くて、傑作だった。「ゆずずきんちゃん」とか、「ゆずでれら」とかね。
→ 須藤真澄氏公式サイト、おさんぽ王国