庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタル



日曜日に、庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタル へ行った。



会場は、地元というほど近くはないが、午後の日差しのなか、ケッタで出かけることにした。サイクリング気分である。



 サイクリング、サイクリング、あっほー、あっほー♪(笑)

 

と、「走れ!ケッタマシン」の蒼井優ちゃんに敗けないくらいに、ビュンビュン飛ばして、いい気持ちで疾走していたら、出会い頭にすかしたケッタ野郎とぶつかりそうになったけれど、そんなのは気にせずに、さらにビュンビュン走ったが、もう若くはないので息切れがしてしまい、途中のうどん屋でひと休みして、気を取り直して、さらにケッタを駆り、坂道を下るときには、仮面ライダーになった心持ちで、ベルトに風を受けて変身したつもりになり、子どもの頃に誰れもがやった仮面ライダーごっこを思い出しつつ、せまるぅ、ショッカー♪なぁんて鼻うた気分で行くうちに、早や、彩の国さいたま芸術劇場に着きにけり。こんにった、庄司紗矢香なるうるわしきおなごのヴァイオリンとか申す楽器あやつる様子をば、見物に参上つかまつりまいた。



音楽ホールは、満席。

補助席も並んでいた。

入り口付近には、当日券はなし、との貼り紙が出ていた。

クラシックらしく、ステージに近い前方の席が、少し値段が安い席割りだから、庄司紗矢香ファンは、当然、その安くて、紗矢香嬢が近くに見える席を買う訳であるが、蛇足と思いつついうならば、まちがっても買ってはいけないのは、下手側の座席。

某ミュージカルのアマデを見るなら下手側は良席だが、ヴァイオリンのソリストの表情を見たいなら、上手寄りである。





庄司紗矢香のヴァイオリンに、イタマール・ゴランのピアノといういつものコンビで。



午後3時の開演。20分の休憩を挟んで、3曲の演奏。アンコールが、2曲。花束を渡すひと、なし。終演が、午後5時15分。



庄司紗矢香さんは、一楽章終わって、次の楽章に入る「間」で、客席の奥のほうとか、上のほうに目線をとばすことがあるのだけれど、その表情がなんともすばらしくて、眼福である。前回、リサイタルに行ったのは2002年冬のサントリーホールだったが、いまのほうが、綺麗だと思った。





帰路は、すでに陽も落ちて、暗くなったなかを、再びチャリンコ、じゃなくてケッタで走り、無事にお家へ着きました。楽しい日曜日でした。



そうそう、12月21日に、庄司紗矢香さんの新しいCDが出る、と。(→ ここ、参照)

今回の、リサイタル・ツアーの日程は、こちら