1800回目は、帝国劇場で。



むかし、大女優といえば、水谷八重子(初代)、杉村春子山田五十鈴で、三大女優と称されたものだが、いまは、といえば、森光子のひとり勝ち。



その森光子さんが、文化勲章を受けることになり、それに先立って来年9月の「放浪記」帝国劇場公演も正式発表となった。同作品の帝劇での上演は、はじめて。2006年の帝劇公演で、「放浪記」は、通算上演回数が1800回を超える。



近年の「放浪記」人気は、すさまじいものがあって、(2003年)芸術座での2か月公演の際にも、発売日にチケットが売り切れたぐらいだから、帝劇の1か月公演でも、チケット入手はまったく楽観視出来ない。



ちなみに、とりこわされた芸術座のあとにオープンする新劇場での「放浪記」上演は、2008年1月から3か月、とのこと。新聞記事によれば、この新劇場での上演中に、通算1900回が予定されている。