モーツァルト! 初日(帝国劇場)



4日(月)、「モーツァルト!」が開幕。

帝国劇場に、黒沢ともよちゃんが登場した。


さすがに、大阪で見たときのような衝撃はなかったが、初日に、黒沢ともよ 嬢を見られて満足。



公演プログラムは、1600円(袋つき)。伊藤渚 嬢の紹介は、梅田芸術劇場公演のプログラム差し込みから、「お誕生日部分」をカットした内容。

梅田芸術劇場公演の舞台写真が入り、そのかわり、梅芸プログラムにあった稽古場スナップのページは、なし。





改めて感じたのは、井上(芳雄)ヴォルフガングのほうが、演技が内省的だということ。内攻する激しさ、といった印象で。かたや、中川ヴォルフガングは、ほとばしる葛藤、みたいな。





第一幕のプラター公園でのナンバー「並の男じゃない」の最後で、オケピットに架かっている橋の上にいるアマデが、立ち上がってきまる。アマデが立つタイミングが、(2002年よりも)早い。



(もうひとつ、2002年との比較をいえば)第二幕、仮面舞踏会の「謎解きゲーム」でのアマデは、ヴォルフガングに仕掛けているような動きが増えている。





山祐氏のコロレドは、わざとクサい芝居をして楽しんでいるのだね。馬車が走り出したとき、後ろに倒れそうになるのは、はじめて見た。「神よ、何故許される」では、ものすごく力が入っていて、聴き惚れるというより、その過剰さに笑っちゃいそうだった。





カーテンコールは、井上さんから初日のあいさつ(ともよちゃんが下から、ほらほら、というような顔で見上げて促していた)。作曲のリーヴァイ氏が大阪の初日に来てくれた話と、帝劇に帰って来ました、2か月間がんばる、云々。

ともよアマデが呼びに行って演出家が舞台下手に登場、ひと言(の前に、小池修一郎氏、なにを照れていたのか、手にしたマイクがコードつきだったので、こんなマイク見たことある? などとアマデに訊いてみたり…)。

演出家が返して、レオポルト市村氏を指名。あいさつは何も考えていなかったので、わが息子にとアマデに振って、マイクがないともよ嬢が市村氏に耳打ち。それを通訳。・・・なんてことがひとくさりあって、おしまい。