知念里奈さんのインタビュー記事より



先日のサンスポに出ていた、知念里奈さんのインタビュー記事は、とても興味深い内容だ。



現在、「レ・ミゼラブル」にコゼット役で出演中。

「お客さんには『こうあるべき』というレミゼ像があるので、すごいプレッシャーです。『本当にできるの?』というお客さんの空気を勝手に受け取ってピリピリやってます。



舞台に立ったとき、決して自分に好意的ではないお客さんがいたことにビックリしたの。ライブでは私が主役で、失敗しても誰も怒らないし、お客さんも許してくれる。舞台はそんなこと全くない。作品がメーンですから」




これらの言葉は、再演を重ねている人気作品やロングラン公演に、(後発の)複数キャストのひとりとして参加する出演者の多くが感じていることなのかも。



舞台はクリエイティブなものだから、観客よりも発信者(演じ手)側の立場が優位なのが当たり前なのに、「レ・ミゼ」は出演者よりもずっと長く舞台を見つづけている観客がたくさんついていて、(世論のような)有形無形の力が生まれるらしく、そこが数ある人気作品のなかでも特別なのではないか。

たとえば「ライオンキング」なんて、観客も代替わりして、開幕の頃から熱心に見つづけているひとって、さて、どのくらいいらっしゃるものか?



舞台に立ったとき、決して自分に好意的ではないお客さんがいたことにビックリしたの。

このことに気づいても、前向きに受けとめ、舞台に立つ姿勢をとてもすばらしいと思う。

(そんな観客を批判してみたり、敵視するひとだっているのに)



 プロフィールの身長は、162センチ。

 舞台では、もう少し大きく見えるね。