四季劇場[夏]で見た「ライオンキング」雑感

4月7日(土)に、

積水ハウスミュージカルシアター四季劇場[夏]で、「ライオンキング」を観劇。

[夏]に引っ越し後の「ライオンキング」を見たのは、はじめて。

四季劇場[夏]に行ったのも、今回がはじめて。

「ライオンキング」を見るのって、いつ以来だろう? (このブログがまちがっていなければ)前回見たのは、日本公演通算10000回のときだったのか・・・
 →http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20150719/p1


4月7日の昼公演で、13時開演。

宿口詩乃ちゃんがヤングナラとして初出演するというので、それはぜひ見たいなと思って、この機会に行ってみることにした次第。

「ライオンキング」で子役のデビューステージを見に行くのも久しぶりな気が。

チケットは前日予約ではなくて、週はじめの予定キャストで東京公演のヤングナラに「未定」が出たあとに、チケット状況を見ていたら、どなたかが「出品」したらしいチケットが出て来ていたので、それを押さえた(今回は、前日予約のはじまる時刻に電話をかけるのは、ほぼ無理だと分かっていたので)。 公演プログラムにヤングナラとして宿口詩乃ちゃんが載っているという情報は得ていて、すでに小林百合香ちゃんは出演しているので、まさか全然ちがう子が出ることはないはずだ、と。

(ちなみに、2月14日付の東京公演のプログラムに載っていて、まだ出演していない子役は、岩間甲樹くんと阿部稜平くんのふたり・・・・って、なんだか、最近は、どこもかしこもジュエリーキッズが席捲している印象)


「ライオンキング」は、[春]から[夏]への引っ越しにともなって、けっこう演出等に変更があったとのことだったので、ヤングナラデビューだけでなくそれも確かめたい、と思いつつの観劇。

以下は、以前の舞台とのちがい、変更等のうち、気づいたことのいくつかを、思い出せる範囲で書いてみる。(ただし、細かい動きとかは説明が面倒だし誤解を招きそうなので、分かりやすいところを)

まず、劇場内に掲出されている上演時間が、2時間40分(このうち休憩20分)になっていた。以前より、10分短いことになる。

サークル・オブ・ライフでのレイヨウふたりの登場場所は、白レイヨウが1階客席やや後方の上手側ドア付近で、これは四季劇場[春]から変わらないが、赤レイヨウは2階客席最前の下手端に登場する。この、四季劇場[夏]は、1階席の前方にはドアがないので、[春]と同じ位置に登場するのはむずかしいのかも。(レイヨウの登場場所は、むかしから劇場によってちがいがあったが、客席のドア位置も関係していたのかな)


どう扱ったらいいんだ弟を・・・のシーンの去り際に、ザズが、(スカーのことを)子どもの頃に頭を強く打ったんじゃないかとかなんとか、そんなことをいったので、びっくり。アドリブじゃないよね?

ヤングシンバのメイクが、前とちがっている。前は、白のラインに黄色を刷くメイクだったのに、いまは、茶色と黄色で、白はなくなっていた。客席からだと赤茶やオレンジっぽくも見えるが、茶色と黄色ということなのかな。
ヤングシンバの髪(ウィッグ)にも、前とちがって、茶色のが交ざっている。

ヤングナラのメイクは、遠目だと変わらないように見えて、よく見ると、鼻筋の白のラインのなかに、赤の点々が入っていた。

ヤングシンバの「あの向こうの陽の当らない場所はどうなの」が、「あの向こうの陽の当らない場所は?」になってた。

メスライオンの「狩り」のときの後方でのヤングナラたちのダンスが、身体ごと向きを変えるような振りになってる。

ヤングシンバがヤングナラを誘うときの「すごくいかす場所なんだ」のいかす場所が、かっこいい場所、に変わっていた。

ザズに向かってヤングシンバが「ぼくは未来の王様さ」といった後だったかに、ヤングナラが「ええ」って、相槌のセリフをいっている。(以前は、頷いてた)


「ほーら、私の勝ち」の後、ヤングシンバがまだ身体を起こす前に、ヤングナラが自分の勝ちの念を押すようにヤングシンバの顔を上から指さしたのが印象的だったが、これは、宿口詩乃ちゃんの演技なのかな?

ムファサの亡骸を前にしたヤングシンバの「誰でもいいから助けて」のセリフが、「誰でもいいから、お願い、助けて」になっていた。

スカーがハイエナトリオに「あの子どもを殺せ」というセリフが、ただ「殺せ」になっていた。

ヤングシンバが幼虫を食べるときの「ハクナマタータだね」が、「よし。ハクナマタータ」になっていた。


もっと楽しい歌をうたってくれ、といわれてザズがうたう歌が、富士サファリパークのCMソングになっていた。

ナラの「シャドーランド」の終わりのほうに、以前はなかった詞(「ふるさとに」だったかな)が入ってた。

ティモンが流されたときの、シンバのフラッシュバックのときの、(ヤングシンバの声での)「とうさーん」で、シンバがその声に合わせて口パクしていた。

「愛を感じて」のエロエロダンサーズは、空中ペア、地上ペアともいなくなった。

シンバの「僕は大丈夫、元気さ」は、以前は、僕は生きてる、だったところだね。(生きてるの前は、ピンピンしてる、だった)

シンバの「終わりなき夜」の最後の、「ひかりはあふれー」が「ひかりはあふれーてー」になっていた。

ティモンがラフィキのことをいう「エテ公」が「猿」になった。

生きているエサのティモンがいう、チャールストン踊らせてえって、のチャールストンが、ただ「ダンス」になっちゃった。


約5分押しで開演した所見のステージは、15時46分ぐらいの終演だったから、ホントに10分短くなっていた。すごーい。

で、どこが短縮されたのかすぐ分かるのは、とりあえずは、象の墓場の「チャウダウン」でのカットぐらいか。