「髑髏城の七人」Season鳥 (IHIステージアラウンド東京)


6月30日(金)は、

ONWARD presents 劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season鳥 Produced by TBS

を観劇。

作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、作詞:森雪之丞、音楽:岡崎司、振付:MIKIKO


IHIステージアラウンド東京へ行ったのは、はじめて。

有楽町でJRから有楽町線に乗り換えて、豊洲で下車して(豊洲シビックセンターはここにあるのだね)、今度はゆりかもめに乗り換えて、ふたつ目になる最寄り駅、市場前で降りると、劇場が見える。見た目も、つくりも、なんだか劇団四季の劇場みたいな仮設感たっぷり。

開演の40分前ぐらいに劇場に着いたら、すでにロビー開場していて、とりあえずは、なかに入れた(が、雨がひどく降っていたりした場合に、外で待つことになったらいやだよね)。

14時開演。上演時間は、「髑髏城の七人」Season花 と同じで、3時間30分(途中休憩20分)。

客席が360度回転するというのが売りものの劇場。ロビーからドアを入ればすぐ客席、という訳ではなくて、客席に入るまでに少し迂回するような経路になっていた。4か所の出入り口全部が、すぐにロビーに出られるようにはなっていないのかな?

客席が回るとどんな感じかと思っていたら、やはり、回り出すときの回りはじめが、はっきり体に来るので、ちょっと気持ち悪いが、動いてしまえばあまり気にならない。右にも左にも回る。客席に段差はあっても、段差が小さいのか、前のお客さんの頭で舞台が見づらいのが、難。

はじまると同時に、舞台には清水葉月さんの沙霧。そして、舞台の最後も、沙霧で終わるから、初っ端から見飽きる暇などなくて、清水葉月さんは、期待どおりにすばらしい。沙霧が走るシーンも格好よいな。

5月に、ライブビューイングで見た「Season花」よりも、今回の「Season鳥」のほうが、おもしろいと思う。お目当てキャストがいるから、ということもあろうけれど。

今回の「Season鳥」は、「Season花」に較べると剣劇シーンは減っている。(無界屋蘭兵衛:早乙女太一の殺陣は見もの)

その代わりに、うたとダンスがあっての、音楽劇仕立てになっている。主役・捨之介(阿部サダヲ)のキャラクターやキャスティングからしても、コメディ要素の濃いつくり。

捨之介が贋鉄斎(池田成志)をハンマーでぶっ叩くシーンが、やたらと可笑しい。

「Season花」を見たときも思ったことだが、タイトルの髑髏城の七人って、天魔王(森山未來)を斃して最後に生き残る7人のことなのだね。

「Season鳥」でいうと、捨之介、沙霧、極楽太夫(松雪泰子)、兵庫(福田転球)、少吉(少路勇介)、渡京(粟根まこと)、贋鉄斎、の7人。

鎌遣いの少吉が、おいしい役だ。「Season鳥」では、兵庫と少吉は、親子の設定になっていた。