劇団スイセイ・ミュージカル ミュージカル「ALICE」〜不思議の国のアリスより〜
6月26日(日)に、戸田市文化会館で、
劇団スイセイ・ミュージカル A New Musical「ALICE〜不思議の国のアリスより〜」
(演出・台本・音楽:西田直木、音楽:張替政彦、台本協力:藤澤剛史、振付:中川久美 網代ひろみ 鈴木知久)
を見た。
午後2時開演。
上演時間は、第一幕60分、休憩15分、第二幕55分。
約5分遅れの開演で、4時16分終演だったので、ほぼ、掲出の上演時間どおり。
公演プログラム、2000円。
客席は、1階席は、6割入っていたかどうかぐらいだった。
お話を創って聞かせるのが大好きなアリスと、まだルイス・キャロルになる前のチャールズ。ふたりの空想の世界が交錯して、アリスとチャールズが出逢い、「物語」のなかで、王女失踪事件に巻き込まれる。
「不思議の国のアリス」や「鏡の国のアリス」を換骨奪胎した、「アリス」からの派生作品というべきミュージカルで、「アリス」の世界のキャラクターや、それに類する人物が登場して、なかなか面白く出来ていた。
このミュージカルのアリスは、10年前に行方不明になった王女にまちがえられるという年齢設定でもあって、子どもではない。
子役は、最初にアリスがお話を聞かせている女の子の役で少し出て、そのあとに、メアリーアン役で登場する。
メアリーアンというのは王女様(ハートの女王の娘)。ソロでうたうシーンもある。
そのメアリーアンは、もう10年前に死んじゃっているので、メアリーアンの出演は、回想シーン、もしくは幽霊ということになる。
プログラムによると、メアリーアン役は、子役ふたり(春日香音・佐々木圭音)と、大人の劇団員(袴田明子)とのトリプルキャストとなっていた。
戸田公演に出演していたのは、佐々木圭音さん。
カーテンコールは、いちばん最後にアリス(misono)、その前がチャールズ(吉田要士)で、ハートの女王(松井誠)、帽子屋(ダイアモンド☆ユカイ)よりも、チャールズの登場が後。
スイセイ・ミュージカルって、近年の「クリスマス・キャロル」や、この「ALICE」も、音楽のアレンジや、音量がコンサートやショーのような感じ。展開もスピーディーで、変に演劇的な間をとったりしなくて、観客にあれこれ余計なことを考えさせない進行で、上演時間も短め。(こういうのって、もともとスイセイ・ミュージカルのオリジナル作品の特徴としてあったのかな、それとも、ハウステンボスでショーをやったりしたことで出て来たことなのかな?)
佐々木圭音さんといえば、7月9日放送の土曜ワイド劇場「ショカツの女12 新宿西署 刑事課強行犯係」で、今回も主人公の娘(水沢比呂)役を演じていた。