モーツァルト! 11月28日


11月28日(金)に、帝劇で、ミュージカル「モーツァルト!」を観劇。

12時30分開演。終演は、午後3時54分ぐらい。

ヴォルフガング: 井上芳雄
アマデ: 柿原りんか

今回5ステージ目の観劇で、ようやく初日キャストだったアマデを見た。

柿原りんかさんのアマデは、動きにくせがないね。たとえば、スッと舞台に立っているときの、その姿がとても自然体に見えるし、立ち姿の身体のラインがまっすぐで、ステージときれいに90度になっている。静謐さと、ブレない存在感とが並立しているイメージ。

ある意味、日浦美菜子さんのアマデとは好対照になっている。日浦アマデは動きにメリハリがあって、舞台映えする身体の遣い方や、目の表情に特長が見られたけれど、柿原アマデは、余計なものを削ぎ落したようなシンプルさ。それと、柿原りんかさんは、目に深度がある。正面切って、少し上に目線を置いて遠くを見たときの瞳が、強いというよりも、深い感じがする。

この日は、プラター公園の「並の男じゃない」の最後の、並みじゃない、で立ったときに、譜面でコートの裾が少し跳ねてしまっていて、アマデもそれに気づいて直そうとしていたが、結局、直せなかった。


11月に見た3人のアマデの、パイプオルガンのシーンは、内田アマデは鍵盤の右から左まで使う、日浦アマデは鍵盤の中央を弾く、柿原アマデは鍵盤の中央と左側を弾いていた。


この28日は、学校団体が入っていた(1階席のS席エリアに後ろ詰めで)。

で、カーテンコール後の、緞帳前登場では、上手へ行ったときに、井上ヴォルフガングが、「学生のみなさんありがとう」といって、それに続けて「かつて学生だったみなさんもありがとう」。そのあとは、真ん中で、いつも通りに、オーケストラに大きな拍手を、もういちど僕たちにも大きな拍手を、さぁ帰ろう、でアマデをおんぶして退場。