明治座五月花形歌舞伎「慙紅葉汗顔見勢 伊達の十役」


昨日、5月2日(金)は、明治座五月花形歌舞伎の夜の部 初日を観劇。演目は、

三代猿之助四十八撰の内「慙紅葉汗顔見勢 伊達の十役」〜市川染五郎十役早替り宙乗り相勤め申し候〜

午後4時開演。

終演予定は、8時40分と掲示されていたのに、じっさいに終わったのが、9時5分。初日だとはいえ、25分も時間が押すと、帰りの予定が狂ってしまって、参った(乗ってた電車は途中でしばらく停まるし…)。

しかも、9時を過ぎたからか、最後の場には、細川勝元の小姓が出て来なかった(筋書では出ることになっている)。このパターンは、前にも経験した。2年前の8月の新橋演舞場の「伊達の十役」でも、勝元の小姓の子役が、最後の場に出ない日があった。

勝元の小姓は、最初の出番では、花道で太刀を渡すと引っ込んでしまうから、最後の場に登場しないと本舞台で見られない。


でも、初日は、鶴千代君が石井晏璃ちゃんだったから、うれしかった。あめりちゃんは、いつ見てもすばらしい。

って、昨年10月の六代君を見逃してしまっていたから、石井晏璃ちゃんを見たのは、スペシャルドラマ「ちびまる子ちゃん」の野口さん以来かも。


千松が八汐の懐剣でぐりぐりされているとき、栄御前がなかなか扇子を使わない。扇子を出す前に、政岡のことをうかがっている様子を分かりやすく客席に見せていたが、秀太郎丈の栄御前は前からそういうやり方だった?

今月の宙乗り(仁木弾正の引っ込み)は、天井(の鳥屋)が下りて来るようです。