レディ・ベス/ラブ・ネバー・ダイ


4月13日(日)は、帝劇で「レディ・ベス」の初日を見て、そのあと、日生劇場で「ラブ・ネバー・ダイ」。

「ラブ・ネバー・ダイ」は、追加公演。先日見て、あまりにもおもしろかったので、もう子役がだれとかにはこだわらずに、追加公演(それも、2回とも)に手を出した次第。


「レディ・ベス」の初日は、午後1時開演。カーテンコールが終わったのが、4時33分。

初日カーテンコールでは、山口祐一郎さんの進行で、平野綾さんと山崎育三郎さんのあいさつ、演出の小池氏のあいさつ、クンツェ&リーヴァイ両氏のあいさつ。このあと(終演後)も直しがあるといったせいなのか、挨拶のあとはキャストが退場すると、あっさり観客の拍手も止んで、終わった。

終演後のロビーは、帝劇初日ではおなじみの、読売新聞のPR号外が配られていたこともあって、すごい混み様。混雑は苦手なので、号外よりも早く外に出た〜い、と思ったが、出口のところですんなり号外も入手出来た。


プレビュー初日を見たとき、母親のアン・ブーリンが宮廷楽士との関係を疑われて処刑されたというのに、ベス自身も、流れ者の歌手で役者だというロビンと関係を持つなんて、なんだかなぁ…と思ったのだけれど、これは、母と娘をそういう構図に重ねて作劇しているところに意味があるのでしょうね、きっと。

私は、どちらかというと、スペインの、あのチャラい王子のほうがいいと思うけど…?!

エリザベート」での嫁と姑の確執という図式が、「レディ・ベス」では異母姉妹の対立に置き換えられているのが、おもしろさのひとつになっている。

主役のベスは、プレビュー初日のとき以上によかった。とにかく、ヒロインがとても綺麗だ。


「ラブ・ネバー・ダイ」は、午後5時30分開演。

この追加公演の主なキャストは、

ファントム: 市村正親
クリスティーヌ・ダーエ: 平原綾香
ラウル・シャニュイ子爵: 田代万里生
メグ・ジリー: 彩吹真央
マダム・ジリー: 鳳蘭
グスタフ: 松井月杜

座席は、1階席中ほどの列の下手側だった。

平原クリスティーヌは、少し貫禄のあるところが、母親らしい見映えにもなっている。

松井月杜くんと、(最初に見た)山田瑛瑠くんでは、高い声の出し方がちがっている。

山田瑛瑠くんは高音は裏声で入ってうたっていて、声の操作の仕方が上手いな、と思って聴いていたけど、松井月杜くんはそのまま高音まで出していて、ファルセットになるのは少しだけという印象。松井くんはもともとの声が高いのかな、それとも、高音域が広く出るということだろうか。


この舞台って、幕切れが、このあと、このひとたち、いったいどうするんだろう、って感じの終わり方。

カーテンコールが終わったのが、8時3分。