焼け跡の「白鳥の湖」 島田廣が駆け抜けた戦後日本バレエ史
小野幸惠『焼け跡の「白鳥の湖」 島田廣が駆け抜けた戦後日本バレエ史』(文藝春秋、1800円税別)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784160087859
『敗戦間もない1946年8月9日、周囲はまだ戦争の傷跡が残る帝国劇場で、日本バレエ史上の伝説となった「白鳥の湖」日本初公演が行われ、観衆を大いに魅了した。その主役を演じた島田廣の半生を通して、戦争をはさんで高度経済成長とともに日本に受容される日本バレエ史を振り返る。』
10月10日発売のこの本、おもしろそうなので買うつもりですが、文藝春秋の「2013年10月の新刊」のページを見ると、「企画出版」になっています。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/search/new_book_list.cgi?book_form_code=C&year=2013&month=10
文藝春秋社の企画出版というのは、実質的な自費出版のことですよね。
http://www.bunshun.co.jp/kikakushuppan/index.htm
著者の小野幸惠さんというひとは、この本では「恵」の字が「惠」になっていますが、歌舞伎や能楽、落語など伝統芸能関係の本をこれまでに何冊も手がけている小野幸恵氏と同一人物だとのこと。
→http://www.artespublishing.com/artes_musicinfo/001343
そんな方なのに、この本は自費出版?!(どこかの出版社での企画が流れて、とか、そんな経緯でもあるのでしょうか。そこまで考えるのは、素人読者の穿ち過ぎかな?)
島田廣氏は今夏故人となられ、その功を偲ぶにもタイムリーな上梓でしょうが、自費出版というのは、なんだか腑に落ちない気もします。
自費出版+流通販売というかたちなのでしょうか。部数は何冊なのだろう。
http://www.bunshun.co.jp/kikakushuppan/price.htm
ふつうに書店に並ぶかな?(ネット書店のほうが確実かなぁ…)
[追記]
こんなブログがありますね。
『小野幸恵MEMO バレエ編』
http://blogs.yahoo.co.jp/pino_gene