新潮 2013年7月号


発売中の文芸誌「新潮」7月号(定価900円)に、

宮尾登美子「柝の音の消えるまで―追悼市川団十郎丈」

が載っている。

http://www.shinchosha.co.jp/shincho/

十二代目團十郎追悼のサブタイトルが付いているが、宮尾登美子氏が十一代目團十郎の妻を主人公にした小説「きのね」を執筆したときのエピソードが多くを占める内容である。連載開始前、さまざまに横槍が入り、とくに松竹サイドから執拗に圧力がかかったことについても書いている。


なお、この文章は、随時掲載「わたしの文学的回想録」1 となっているので、「きのね」以外の作品についてや、氏が作家活動を振り返っての回想記が、今後も、同誌に掲載されるのだろう。