舞台の神に愛される男たち
関容子「舞台の神に愛される男たち」(講談社、1900円税別)
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2177129&x=B
歌舞伎俳優へのインタビュ―本で知られる著者による、男性演劇人13人へのインタビュー集。以前に出た「女優であること」に対して、この「舞台の神に愛される男たち」では男性ばかりを取り上げている。
13人は、柄本明、笹野高史、すまけい、平幹二朗、山崎努、加藤武、笈田ヨシ、加藤健一、坂東三津五郎、白井晃、奥田瑛二、山田太一、横内謙介。
初出は、月刊「浄土」(http://jodo.ne.jp/jodo/jodo/index.html)に、「会いたい人」として連載されたもの。
このインタビュー集がとくにおもしろいのは、13人のインタビュー対象者本人のことにとどまらず、彼らの目を通して、さらに別の演劇人たちのエピソードや人物評が次々と引き出されている点だろう。