内田愛ちゃん


昨日(=4月26日)は、「エンロン」を観劇。天王洲 銀河劇場での公演日程のうち、見に行けるのは3ステージしかなくて、そのなかから、もっとも条件のいい座席(前から2列目)が買えた、26日(木)の昼公演を択んだ次第。

午後1時30分開演。会場掲示の上演時間は、2時間50分(第一幕 70分、休憩 15分、第二幕 85分)。


とにもかくにも、内田愛ちゃんが見られたので、この上なく満足。内田愛ちゃんは、CMで見てもドラマで見てもかわいいけれど、舞台はまた格別。衣裳(お洋服からカチューシャまで)は白でコーディネートされていた。「なぜ?」っていってた。

エンロン」の子役は、ジェフリー・スキリング(市村正親)の娘役で、第一幕で1シーン、第二幕で2シーンに出演がある。カーテンコールにも登場する(昼の部だけかも知れないが)。

しゃぼん玉のおもちゃは、プログラム(1500円)に載っている稽古場写真で持っているものとは、ちがっていた。


この日は、舞台を収録するとのことで、カメラが入っていた。

エンロン」は、私みたいな経済オンチが見ると、そういうことだったのか、と目から鱗が落ちるように分かるところがあって、下手な本を読むより有益だと思った。これを書いた女性の劇作家(ルーシー・プレブル)は、腕利きだなぁ。スキリングやファストウ(豊原功補)がメインのドラマでありながら、彼らのやっていたことをはっきりペテンだと断罪するスタンスも気持ちいい。

時価会計の問題とか、粉飾決算ってああいうふうにやるのかなどを、演劇の枠内で上手くえがいているし、事業の実態よりも株価を上げることで企業価値を高めて行くバーチャルな錬金術的手法の狂騒ぶりや、電力の自由化が行われたカリフォルニアで大規模停電を利用して価格を吊り上げるあたりなど、アメリカでじっさいに起きた企業破綻の経緯というにとどまらず、日本での出来事にも通じるものがある。

劇中、スキリングの体型が変わるのがおもしろかったな。