ももへの手紙


4月21日(土)に、丸の内ルーブルでの

「ももへの手紙」初日舞台挨拶付き上映

を見たのだが、この初日舞台挨拶のなかで、「父から娘への手紙」キャンペーン最優秀賞の授賞式を行なうことは、あらかじめ告知されてもいたのだね。
http://momo-letter.jp/news.html#entry20120313

私は全く知らなくて・・・事前に知っていたら、多分、行かなかった。時間的にも授賞式にかなりの時間が割かれて、この授賞式を見守るために来場したみたいな感じ。受賞した方の印象がよかったのが救い。

その最優秀賞の賞品が、『4/21の東京で行なわれる初日舞台挨拶での受賞式へ出席 ご招待:2名様(例えば父と娘)※往復の交通費、宿泊費(一泊分まで負担)』『The New iPad(32GB WiFiモデル) もしくは お父さんの喜ぶ缶ビール1年分! からどちらか選べます』って、これ、けっこういいね。

この日表彰された受賞者の方は、iPadをもらっていたが・・・もし私なら缶ビール1年分のほうが欲しいな。だって、「1年分」というのがどのくらいなのか、じっさいに手にとってみたいよ。

ロビー表示のタイムテーブルは、

舞台挨拶(1時45分〜2時15分)
本編上映(2時15分〜4時15分)

だったが、終映は4時22分頃だったから、舞台挨拶と授賞式が予定より長くかかったのだと思われる。

美山加恋ちゃんは、ずい分高いヒールの靴を履いていた。声を入れたのは、1年半前だとか。


父親を亡くした母子が田舎(「ももへの手紙」の場合は、瀬戸内の島)に引っ越して来る、その親子の間には気持ちのすれちがいがあり、子のほうは田舎暮らしになじめない、という基本設定が、ものすごーくありがち。

主人公の少女・ももと見守る妖怪との交流や、嵐の日に喘息の発作を起こした母を助けるために妖怪たちのサポートで医者を呼びに行くファンタジックなクライマックスシーンなども、似たような話が頭にチラついて、二番煎じっぽい印象が拭えない。

妖怪トリオは、島の野菜や女の子の私物を盗んで来て、そりゃ腹は減るだろうから食べ物だけならまだしも(とりあえず食ってしまえばなくなるから)、他のものまで持って来るのは明らかにやり過ぎでとても笑って見てはいられないし、イノシシの子どもを捕まえて食おうとして、親イノシシに追いかけ回され、トロッコ(なのかな?正式名称が分からないけど)を破損するに到っては、所有者(あるいは島の?)の財産を壊した訳で、イノシシに罪を着せて知らん振りで済ませられるレベルではないでしょう。

そもそも、登場する妖怪の設定そのものが中途半端というか、ツメが甘くはないだろうか。

また、ももだけでなく、海美ちゃんにも妖怪が見えているのに、そのことがストーリーのなかで活かされないのにも、不満をおぼえる。

見どころのひとつは、もものスクール水着姿らしい(笑。たしかに、何度も出て来る)。


舞台挨拶の司会は、TBSの田中みな実アナウンサー。昨今の状況からして、このアニメ映画もそれほど遠くないうちに、テレビ(TBS)で放送することでしょう。


隣席の観客は映画がはじまるのを待っていたようにものを食いはじめて、おにぎりやら菓子やら終映間際までひっきりなしに飲み食いし続けていた。斜め前の客はデジカメで写真を撮ったり、不審な行動が目立って気味が悪いし、イライラする落ち着かない2時間でもあった。ついでに書けば、この日は出かけるときに最寄の路線で電車がとまっているとの報道があったので別ルートをとったら車内トラブルに遭うし、思い出しても腹が煮える…