明日に架ける愛


3月31日(土)に、新宿・バルト9で、日中友好40周年記念作品「明日に架ける愛」の初日舞台挨拶付き上映を見た。

子役の登壇はないというから、どうしようかと迷ったが、こういう機会に見に行かないと、結局、見ないで終わってしまいそうなので、チケットを取った次第。


午前9時45分開始で、上映後に舞台挨拶(→http://www.asukake.com/news.html)。マスコミの取材が入っていて、舞台挨拶が終わったのは、12時10分ぐらい。

テレビのカメラも入る舞台挨拶付き上映だから、バルト9のなかでもキャパシティの大きいシアター9(400席以上ある)あたりでやるのだろうと思っていたら、シアター3(148席)だったので、その小ぢんまりした感じが、意外。スーツ姿の男性客が目についたのは、関係各方面のご招待だったのかな?

主演のひとには、モーニング娘。からのファンが付いていたりするのかと思ったが、アイドルファンっぽいようなお客さんは少なかった。映画の役柄も、じっさいにもシングルマザーとのことで、舞台挨拶でもそんな話が多かった。

パンフレットが、700円で、買ったのだけど、オールキャストのクレジットを載せていないし、上映時間(本編の長さ)も書いてないので、役に立たない。ときどきこういうパンフレットがあるが、いちばん大事な情報を載せないというのは、いったいどういう意図なのかと思う。

ホームページに出ているのと同じメインキャストしか名前が載っていないので、せっかくパンフレットを買っても、ヒロインの娘役の子役が写っている写真はあっても、名前はないという、がっかりなシロモノ。で、その曽我美月ちゃんといえば、かなりいい役で、出番を見れば、大森絢音ちゃんとほぼ五分くらいの比重がある。大森絢音ちゃんは二役やっているが、どちらも過去形、回想の場面。


君が踊る、夏」の香月秀之監督作品だから、大森絢音ちゃんがかわいく使われているのは期待通りなのだが、あまりにいかにもな展開をする予定調和的なストーリーもまた、予想の通り。「君が踊る、夏」は実話がもとになっていたが、この「明日に架ける愛」も、プロデューサーの母堂の体験をオリジナルストーリーとしてふくらませたものだとか。どちらの作品も、ベタなお話に、かわいい子役、きれいな風景が印象深い映画である。エンドロールになると、スクリーンの左側にダイジェスト映像が出るのも、また、同じ。

(こういう映画って、映画館では、けっこう面白く見ちゃうのだけれど、しばらく経って、テレビで放送されると、ひどく落差を感じるのだよね)