明治座11月 川中美幸特別公演「天空の夢 長崎お慶物語」


明治座11月 出逢いに感謝・・・35年 川中美幸特別公演(1日〜25日)

「天空の夢 長崎お慶物語」(古田求 脚本、華家三九郎 演出、大河内日出雄 演出補)
パワフル美幸オンステージ 人・うた・心(宮下康仁 構成・演出)


1日(火)の初日を観劇。

ロビーに掲示されていた上演時間は、3時間55分(※ただし、あくまでも初日のもの)。

「天空の夢 長崎お慶物語」第一幕 45分
  幕間 30分
「天空の夢 長崎お慶物語」第二幕 50分
  幕間 30分
パワフル美幸オンステージ 人・うた・心 1時間20分

初日は、トータルで、15分ぐらい長くかかった。


震災の影響で、一部日程が休演になった、今年3月の川中美幸公演の再演。お芝居の「天空の夢 長崎お慶物語」は、一部キャストの変更(主要キャストでは、田村亮勝野洋)はあるが、文字通りの再演。

歌謡ショーのほうは、3月公演では「出逢いに感謝・・・35年」ということで、川中美幸として35年を迎えた座長さんの「口上」からスタートしたが、今月は、エンターテインメント日舞のゲスト(花園直道)を迎えるなどして、前回とは趣を変えたステージになっている。


公演プログラム、1000円。

子役のみち(勝海舟=石本興司と、長崎芸者だったお久=紫ともの娘役)は、3月公演と同じダブルキャストなので、プログラムを買うのはやめようかと思ったが、3月公演の舞台写真が載っていたので、買うことに。

買ってよく見たら、増田あゆ葉ちゃんはちゃんと写っているのに、古口貴子ちゃんの写っているカットは変なトリミングをされていて身体半分しか載っていない。お人形を持っている、かわいいシーンなのに…。

子役の髪は、地毛で結っているのね。舞台写真を見ると、子役ふたりは、衣裳の着物の柄がちがうようだ。

初日の出演は、古口貴子ちゃんだった。(3月公演の初日も同じ) 長崎くんちのときの着物がいいな。はじめて逢った父親から逃げるところや、大詰では、いい年をして照れるご両人(大浦慶=川中、徳蔵=勝野)を、みちがくっつけるのがおもしろい。楽しそうに演じていて、とってもかわいい。

第一幕の終わりから8年が経って第二幕がはじまるから、みちは、ふつうに数えれば、8歳になる訳だ。


久しぶりに(小野緒芽ちゃんが出演した公演以来かな)明治座の最前列を楽しんだ。

今月の「天空の夢 長崎お慶物語」は、震災後、3月の下旬に再演が決まったとの話だが、明治座ほどの劇場で、3月の時点で11月公演が未定だったとは考え難いよね。何らかの理由で、11月に予定していた企画が流れたとか、変更の必要が生じたとかしたのだろうか?たしかに、今月の日程を見ると、公演期間中に休演日が多過ぎるし、開演時刻も一定していないなど、いかにも、スケジュール調整しましたって感じはする。年内に再演したというのは、明治座でははじめてとのことである。


ところで、「天空の夢 長崎お慶物語」の演出をしている華家三九郎とは、NHKのディレクターだった大森青児氏なのだと。

こんな方(インタビュー記事)。
http://www.nambuyasuyuki.com/social/news/040.php