仏果を得ず


単行本で出たときには、なんとなく買う機会を逸してしまった

三浦しをん「仏果を得ず」


文庫(双葉文庫、600円税別)になったので、読んだところ、とっても、おもしろい!青年大夫を主人公にした文楽小説。すらすらと、あっという間に読める。

主人公がラブホテルに住んでいるのが、粋である(笑)。

もし映像化するなら、ミラちゃんの役はだれがいいだろう、とか考えながら読むのも、また一興。


ところで、関西方面では課外授業で浄瑠璃をやる小学校とかが、あるの?

そういえば、「傾城阿波の鳴門」の地元・徳島を舞台にしたお芝居「眉山」では、ヒロインの出身高校で人形浄瑠璃の部活をやっていたね。